北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

アーカイブ: ブログ

消費増税に伴う介護報酬改定(その2)

2019.2.21

昨日に引き続き、

今年の10月に消費税が引き上げられることに伴って、介護報酬見直しが

行われる内容に対する疑問点を書いてみたい。

 

今回の改定の主な目的の一つである“介護職員の更なる処遇の改善”は

『特定処遇改善加算』と名付けられたが、この恩恵にあずかるためには、

①10年以上の実務経験がある介護福祉士1人以上に月額8万円以上Up若しくは年収

440万円以上を保証する。

②その他の介護職員は①にあげる改善額の半分以下とする。

③その他の介護以外の職員は②にあげる改善額の半分以下とする。

というるルールを守らなければならない。

※一部、特例が設けられている。

 

要は、

『国が良いと思う人材の給与を上げて、国があまり良いと思わない人材の給与は

上げない』という意味である。

 

これは、会社(企業)が労働法で保障されている『人事権』の侵害に他ならない。

 

会社は、スタッフの報酬や昇給を決める場合、もちろん取得した資格や経験、技術

を加味するがそれだけではない。

にもかかわらず、『特定処遇改善加算』は資格と経験年数しか加味しない設定と

なっている。

 

そのため、会社(企業)が想定していたものと違う形の昇給が、会社の意思に

反して行われてしまうことになる。

 

介護保険法と並んで労働法も所管する厚生労働省のダブルスタンダードには聞いて

あきれる思いがする。

 

明日は、どうかしちゃってる『厚生労働省』に焦点を当てて続きを書いてみたい。

 

消費増税に伴う介護報酬改定(その1)

2019.2.20

介護報酬は、概ね3年に1度見直しされることが通例である。

前回は、昨年(平成30年4月)に改定されたため、次回は3年後となる予定だった。

 

しかし、今年の10月に消費税が引き上げられることに伴って、2年連続で見直しが

行われることとなった。

今回の改定の主な目的は、下記の2点になる。

①介護職員の更なる処遇の改善

②増税によって運営にかかる諸費用増額の補てん

 

例えば、飲食店などで

仕入れにかかる食材料費が消費増税分値上がりした場合、提供する商品の値上げを

行うことがある。この場合、値段を据え置きにするか値上げするかは店舗側が判断

することとなる。

 

一方、介護報酬は

国が定めた基準によるため、会社(事業者)が勝手に値上げすることはできない。

そこで上記②が行われることになった。

 

いずれも介護報酬の増額にかかるため、経営者としては、“ありがたい”話であるが

一方で大いに疑問がある点も存在する。特に①についてである。

 

私も経営者の端くれとして、当方のスタッフには1円でも多く報酬を手渡したいと

考え、経営努力を図っている。そのため、①は“ありがたい”ことではあるが・・

 

以前当ブログでも書いた通り、消費税で社会保障費を補てんすることは大反対で

ある。どのような類の保険であっても、財源は保険料とするべきである。

消費税は、介護保険制度を利用することができない、10代、20代、30代の若者も

支払っている。

「利用する権利がないのに金だけ払う。」などと言うことは、本来あり得ない。

 

また、①については、もう一つ非常に大きな疑問がある。

そのことについては、明日続きを書きたいと思う。

 

 

ささやかな送別会

2019.2.19

同業者で20年近く付き合いのある方が、退職して江別市を離れることを聞いて

ささやかな送別会を二人きりで行った。

 

私にしては珍しく、お店をハシゴして遅くまで語り明かした。

 

顔出しNGと言われたので、一軒目の料理と最後に立ち寄った店の店主(山田君)

の笑顔で雰囲気をお伝えする。

 

同じ会社で働いたことは一度もないが、何となく気が合い、仕事上の付き合いから

プライベートまで大変お世話になった人物である。

 

車で移動できる範囲の場所の病院でお勤めされるとのことだったので、付き合いは

まだまだ続きそうである。

 

勝手知ったる人物が離れていくことに寂しさを感じるが、彼がいなくなったことで

「江別市の在宅介護や福祉が衰退した」と言われないように精進したいとも思う。

 

文化講演会~かかりつけ医と在宅医療~

2019.2.18

先日、当ブログで取り上げた、

大麻第二住区自治連合会主催の『文化講演会~かかりつけ医と在宅医療~』が

2月17日(日)に開催された。

 

天候が今一で、地域の方々にご来場いただけるかどうか不安はあったが、結果

大勢の方々にお越しいただいた。

 

講師は、『江別訪問診療所 日下院長』。

パワポを使って、「時代の流れに沿った在宅医療」について詳しく説明して

くださった。また、質疑の時間には質問者のところまで出向いてやさしく、詳しく

回答してくださった。

 

 

これから先、今まで以上に在宅医療が重要視されてくるが、江別市はその点では

まだまだ発展途上と言っていいだろう。

 

日下先生の存在が、そんな江別市に一筋の光明を見たように感じる講演会だった。

先生、ありがとうございました。

心のこもった贈り物

2019.2.15

昨日は、世界各地でカップルが愛を誓いあう『バレンタインデー』だった。

 

「お菓子メーカーの策略」とか「義理チョコは経済・労力の無駄」とか、グダグダ

言わずお祭りごとに乗っかっちゃいましょうよ。

 

私も当方の女性スタッフから“たっぷり愛情のこもったチョコ”をいただいた。

 

 

日頃より、勤勉に務めを果たしているスタッフには、こちらから何かをあげたい

くらいの気持ちだが、今日ばかりはありがたくいただこう・・・と思っていたら

「お返しは3倍返しですよ!」と言わんばかりの鋭い視線をいくつも感じた。

 

ともあれ、心のこもった贈り物は人の心を温かくするものである。

文化講演会

2019.2.14

当ブログで何度かお伝えしているが、私は今年度、大麻第二住区自治連合会の

副会長を拝命していることもあり、同会の催しを主催したり、お手伝いしている。

そんな中で、私の担当部で主催する『文化講演会~かかりつけ医と在宅医療~』が

2月17日(日)に開催される。

 

講師は、これまた当ブログで何度かご紹介している『江別訪問診療所の日下院長』

である。

ちなみに講話内容の「医者とハサミは使いよう」という大胆なタイトルは、私の

発案ではなく、先生ご自身が付けたものである。(誤解がないように!)

 

日下先生は、「在宅医療や医者というものを身近なものとして感じてもらえるよう

に、できるだけわかりやすく、面白おかしく話をしたい。」とおっしゃっている。

また、「質問コーナーも時間の許す限り作りたい。」とのことだった。

 

非常にためになる講演会、是非ともご参加いただきたい。

地域交流スペースたんぽぽ(カーリンコン)

2019.2.11

毎週金曜日に開催している地域交流カフェを今回もご紹介します。

 

今回は当ブログで何度か取り上げました『カーリンコン』です。

青と赤のチームに分かれて、フェアプレーの握手を交わして開始です。

ルールは簡単!

『ポイント』と呼ばれる的へ目掛けて、青と赤のディスクを交互に投げて

ポイントに近いディスクの数で点数を競う、カーリングと同じ要領です。

 

 

老若男女問わず楽しめるゲームです。

さて、勝ったのはどちらのチームでしょうか?

ターミナルケアにおけるカンファレンス

2019.2.6

昨日、終末期を迎えているご利用者とそのご家族への支援の在り方について

ケアカンファレンスを行った。

 

出席いただいたのは、主治医でもある江別訪問診療所の日下先生、本田看護師、

当方の訪問看護師とケアマネージャーである。

 

今回のカンファレンスの目的はいくつかあるが、

その一つには、本事例を通じて、今後増え続けるであろう『ターミナルケア』を

適切に進める上で必要なことを確認することにあった。

 

同カンファレンス内で話し合われたことは、それぞれの職種にとって、新たな

気付きが生まれる大変有意義なものだった。

 

そして、今朝方

そのご利用者がお亡くなりになったという訃報が入ってきた。

この場で、ご冥福をお祈り申し上げたい。

 

「やり残したことはないか」という自問自答に終わりはない。

独居生活への支援

2019.2.5

先日、当方の介護サービスをご利用されている方のお宅を訪問したスタッフが

同ご利用者が、布団の上ですでにお亡くなりになっているところを発見する事態が

起きた。

このご利用者は一人暮らしで、当方がほぼ毎日自宅訪問にて支援していた。

 

発見したスタッフは、動揺しながらもご家族、警察、救急、職場へ連絡を取り、

その場でできうる限りの対応をした。

 

病院等以外でお亡くなりになった場合には、『変死』の扱いとなり、警察による

『検視』が行われる。

事業所の管理者と共に検視の立会いを終えて戻ってきたスタッフは憔悴していた。

 

「もう少し早く自宅へ行っていれば。こうしていれば。あのようにしていれば。」

と、悔やむ気持ちでいっぱいになる。

 

しかし、病院や施設でも気が付いた時にはすでに亡くなっていたということが

あり、一人暮らしの自宅ではなおのことその危険性が高い。

 

そうした中で、少しでも不安なく生活することができるように支援することが我々

の責務であるが、明確な正解というものはなく、一人一人に対して丁寧にかかわっ

ていくほかない。

 

同時に、スタッフに対するケアも重要な視点となるだろう。

 

久しぶり!

2019.2.1

本日、サッカーアジアカップの決勝戦が行われる。

試合は、日本時間の23時頃から開始される予定でいるが、スポーツ観戦が好きな私

としては、眠い目をこすりながらでも応援したいと思う。

勝利すると8年ぶりと、久しぶりの優勝となる。

 

久しぶりと言えば、昨日、二十数年ぶりに会う仲間と会食を楽しんだ。

学生時代に某新聞社でアルバイトしていた仲間たちだ。

中には、報道機関へ就職していた者もいたし、私のように全く別の業界に身を

置く者もいた。

 

昔を懐かしみながらも、近況を報告し合い、楽しいひと時を過ごすことができた。

 

大先輩って何だ?