北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問介護施設を運営するみのりの丘グループ

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地域交流スペースたんぽぽ(クリスマスケーキ)

2018.12.22

毎週金曜日に開催している地域交流カフェを今回もご紹介したい。

 

今回の食事前のイベントは、『クリスマスケーキを作ろう』だった。

事前に用意した材料を使って、みんなで協力して、思い思いのデコレーションで

ケーキ作りを行った。

 

 

出来上がりは、こんな感じ!       それを食べるとこんな顔に!

 

ケーキを食べた後の食事会は、さすがに皆さんお腹がいっぱいの様子だった。

 

今週もご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

『下肢筋力低下』という呪文

2018.12.20

『下肢』とは、人間の下半身いわゆる足の部分を指す。

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するほぼすべてのケアプランに

『下肢筋力低下』という言葉が、まるで呪文のように繰り返し書かれている。

 

これは、高齢者になると筋肉量が減って、筋力が衰えることで、生活場面で様々な

支障をきたすという浅はかな発想から生まれる。

 

しかし、

加齢に伴う筋肉量が減少することで、立ったり、歩いたりすることができなくなる

ことは非常に稀である。

 

例えば、

パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)、筋ジストロフィーなどの難病指定

を受けている特殊な疾患を持っている方であれば、一般的な加齢に伴う減少とは

比較にならないほどのスピードで筋肉量が減少したり、立ったり、歩いたりする

ために必要な能力を奪われてしまう。

 

こういった状態にある方であれば、筋力低下は生活を維持するうえで大きな課題と

なるため、何らかの手当てが必要である。

 

一般的な高齢者に目を向けると、立ったり、歩いたりすることが難しくなっている

主な原因は、膝や腰などの関節痛、腰や足の骨の変形、柔軟性が失われることに

よるバランス力の低下、視力低下や視野の狭窄、薬の副作用などである。

 

にもかかわらず、魔法の呪文を繰り返し唱える介護支援専門員(ケアマネジャー)

が多数を占めるのはなぜか、それは『分析する』という能力が著しく欠けている

からに他ならない。

 

このような介護支援専門員(ケアマネジャー)に担当されたご利用者は、

不幸である。

 

大切なのは、『今ある生活を豊かに過ごす』ことであって、『筋肉量を増やす』

ことではない。

訪問看護ステーションの実地指導

2018.12.18

数日前に当ブログでもご紹介した訪問看護ステーションの『実地指導』があった。

 

医療系サービスである訪問看護は、保健所が管轄であるため、江別保健所の担当者

が来所された。

 

結果としては、概ね法令を遵守した運営になっているとのことであったが、若干の

書類の不備などがあり、反省すべき点はあった。

 

担当者の方々は、非常にわかりやすく丁寧にご指導してくださったし、今後に

役立つ様々なアドバイスも下さった。

 

今後の事業運営にとって、非常に有意義な時間を持つことができた。

グループ忘年会

2018.12.17

年末に差し掛かり、何かと忙しくしている毎日であるが、

この時期恒例の当方グループの忘年会が先週金曜日に開催された。

 

少し早いが、今年1年を振り返ると

社用車の事故や盗難被害、大きな台風と大地震による災害など、『今年の一文字』

にもなった『災』が多く思い起こされる。

 

それでも、こうして何とか年末を迎え、忘年会を開催することができたことは、

ひとえにスタッフの誠実かつ懸命な働きによるものに他ならない。

 

今年もお世話になった方々を来賓として迎え、おいしい食事とお酒!、ゲームなど

の余興が用意され、楽しいひと時を過ごすことができた。

 

 

開催にあたり、繰り返し打ち合わせを重ね、準備してくれた委員会の皆さん

本当にありがとう!お疲れさまでした。

 

今年も残りわずか、さらに一致団結してがんばりましょう!

 

 

高度な技術や知識を持つ者の発展とは

2018.12.13

昨日、知人の紹介で『千歳リハビリテーション大学』へご挨拶を兼ねてお邪魔

させていただいた。

 

同大学は、長年多く理学療法士や作業療法士を輩出してきた歴史ある学校で、

平成29年に専門学校から大学へ組織運営を変更している。

ちなみに、当方が運営する訪問看護に所属する二人の理学療法士も同大学の出身

である。

 

話しを戻すが、

応対いただいた副学長や副学院長のお話は非常に興味深いものだった。

 

「旧来の専門学校から4年生の大学、そして大学院と高度な専門技術と知識を習得

して社会へ出ていくことになるが、医師や看護師と比較するとどうしても社会需要

や認知度が見劣りしてしまう。また、類似する業種として柔道整復師という資格が

ある。歴史的背景からそうした資格者との競合に競り負けてしまうことが多い。」

 

私たちの現場でも

社会福祉や介護福祉の専門職として、資格を取得して社会へ出ても、中々思う

ような活躍の場や報酬が得られなかったりする。

 

しかし、『卵が先か鶏が先か』である。

こうした高度で専門性の高い技術や知識は、必ず日の目を見ると確信している。

 

少子高齢社会、ノーマライゼーションの発展といった社会背景から、理学療法士や

作業療法士の社会ニーズは益々広がりを見せる。

更なる発展には、現役有資格者の活躍にかかっている。

 

しかし、一言水を差すと『資格は仕事をしない。仕事は人がする。』である。

 

育てるという生産性

2018.12.12

先日テレビで放映された『THE MANZAI』で社会風刺をネタにして話題となって

いる芸人の一つの下りが気にとまった。

 

それは、同性愛者などの性的少数者いわゆる『LGBT』に対して、某国会議員の

「生産性がない」との発言で話題となった問題に対して、

 

「生産性とは何か。互いの居場所を生産し合う、居場所を作ることだと思う。」

という内容についてだ。

 

私たちが日常的にかかわる『高齢者や障がい者』は、「生産性が低い、あるいは

ほとんどない。」と揶揄する方がいて、世間の目にもそのように映っているように

思う。

 

人は、この世に生を受けた瞬間から『消費者』となる。

 

その消費者のために、物を作り、サービスを提供する会社が存在する。そして、

その会社で働く人たちがいる。

全ての消費者は、事業や雇用を生み出す『生産者』である。

 

某国会議員は、少子化にある昨今を踏まえて、子どもを産むことを『生産性』と

表現したのかもしれない。

『子孫を残す』うえで、子どもを産むことは大事なことではあるが、『育てる』

ことの方がもっと大事なことではないだろうか。

一人の子どもを育てるためには、人的・物的・経済的な支援が不可欠であり、

どれほど道徳や財力があっても、親だけで子を育て上げることは不可能である。

 

会社でも同じような言動が見受けられる。

「私たちの部署は、直接お金を稼ぐ『生産性が高い』部署だ。」といった調子で。

大企業でも個人事業主でも、自分一人で事業にかかわる全てのことを完結すること

は不可能である。

内部、外部を問わず、様々な立場や業種の方々の支えがなければ会社の経営も事業

の運営もできないのである。

 

何かを『生む』ことを指して『生産性』と表現する動植物は、人間だけだろう。

その他の動植物は、『育てる』ことを重要視しているように思う。

雪だるま

2018.12.11

先日、朝から事務仕事がたくさんあって、黙々と処理をしていた。

ようやく片付いて、「さあ、出かけよう。」と思って車へ向かったら・・・。

「雪だるまじゃん!」

 

毎年、この時期になると突然訪れる『車、雪だるま現象』を目の当たりにして、

数秒間固まった。

 

半べそをかきながら、車や周辺の雪もかきながら、出発に要した時間は約30分。

 

「あ~しんどい。」、「やる気無くすわぁ~。」

取り合えず、無事に外勤も終わってよかったよかった。

地域交流スペースたんぽぽ(色紙飾りづくり)

2018.12.10

毎週金曜日に開催している地域交流カフェを今回もご紹介したい。

 

今回の食事前のイベントは、『色紙に思い思いの飾りつけをしよう』だった。

色紙に折り紙やシールなどを貼りつける。

 

独創的なデザイン! いやいや、シンプルが一番!

 

こんな感じになったよ。(お見事!)

 

今日の食事が実に美味しかった。

 

具だくさんの『にゅう麵』は、心も体もあったまる。

 

ご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。

それから、ごちそうさまでした!

 

 

病は気から

2018.12.7

昨今、医学の発展に伴い、「性格による」と片付けられてきたものが、

病気や障がいに起因することが明らかになってきたものが多数ある。

 

例えば、

非定形型うつ、パニック障害、適応障害などの心の病が挙げられる。

 

『非定形型うつ』の症状は、

普段は気分の落ち込みが激しいのに、楽しいことや興味のある出来事があるとたち

まち元気になり、その落差が大きい状態になることが多い。

また、常に眠気があり、いくら寝てもね足りない状態が続く。

 

この状態に、「単なる怠けもんじゃねーか!」と言う方がいるかもしれない。

 

しかし、

こういった症状は、今置かれている環境や成育歴の影響を強く受けている場合も

あり、自力で改善することが難しいとされている。

 

そのため、

環境を変えたり、カウンセリングを受けたり、薬物療法を受けたりしながら改善を

図ることになり、周囲の理解も不可欠である。

 

一方で、

病気や障がいが細分化され、「こういう人はなりやすい。」などの情報を受けると

「私にぴったり合う。だから私も○○という病気なんだ。」とか「だからできない

んだ。」といったように、自分で病気を作って行くことも増えてくる。

 

自ら病気を作るのではなく、自分の性格や思考パターンを理解して、悪しき方向へ

偏らないように対処することも重要である。

 

『病は気から』とは、そういう意味のように思える。

実地指導

2018.12.6

介護保険制度の下で介護サービス事業を行う事業者は、5~6年に一度

指定権者である都道府県あるいは市区町村の訪問を受けて、法令に沿った適切な

事業運営が行われているかを確認する『実地指導』を受けることとなっている。

 

この実地指導を『監査』と表現する業界の方もいるが、それは正しくない。

 

実地指導は、文字通り指導を受ける場ではあるが、行政処分を受けることを前提と

したものではなく、行政と現場との意見交換に近いものである。

 

介護サービスの現場では、法令を適切に理解して運営しているつもりでいても、

その解釈を間違えていたり、判断に迷っていることがある。

そのため、行政の担当者との意見交換は、日頃の事業運営を整理することができる

絶好の場となることが多い。

 

ちなみに、『監査』とは、法令違反や不正がある、または強く疑われる場合に

行われるもので、何らかの行政処分を受けることが多い。

 

今月、来月と当方が運営する二つの事業所が実地指導を受けることになっている。

更なる事業運営の改善にむけた有意義な時間としたい。

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