北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問介護施設を運営するみのりの丘グループ

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もうそんな時代じゃない

2026.2.27

昨日、厚生労働省が公表した2025年の人口動態統計によると、昨年の出生数が

過去最少を更新し、前年より1万5179人少なくなったらしい。

減少はこれで10年連続となり、少子化に歯止めがかからない状況がはっきりした。

また、死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減は89万9845人となり、

人口の減少にも歯止めがかかっていない。

 

少子化も人口減少も、様々な社会的要因や背景が影響しているため、一概に原因は

あれだこれだと断定することは難しいように思うのだが、それでもこうした現象は

自然な流れによる必然と思ってしまうところがある。

なので、社会全体で生活しやすい環境を整える取り組みは大いに結構なことだが、

無理やり子供を産み増やそうとしたり、人口を増やそうとすると大きなひずみが

生まれるように思えてならないので、やめた方が良い。

自然と減っていくものを受け入れる段階に入ってきているのではないだろうか。

 

人口動態統計としては、少しづつ減少していくと捉えてよいのだが、高齢者介護の

分野においては、高齢者人口は未だに増え続けるが、担い手となる生産年齢人口は

減り続ける需要過多で供給不足の状況に陥っていると捉えなければならない。

 

ここのところ立て続けに、老人ホーム等で入居者が職員から暴力を受けて死傷する

事件報道が相次いでいる。これは”虐待”などと言う言葉で片づけてはいけない歴と

した犯罪行為だ。

無論、これまではそういった事件は一切なかったというつもりはない。ただ、ここ

のところ急増しているように思えてならない。しかも事件化されて報道されている

事例は氷山の一角であろうと思う。

 

先ほど、「無理やり子供を産み増やそうとしたり、人口を増やそうとすると大きな

ひずみが生まれるように思えてならないので、やめた方が良い」と申し上げたが、

同じように、「十分な人材が確保できていないのに幅広い分野に介護の専門職を配置

すると大きなひずみが生まれるので、やめた方が良い」とも申し上げたい。

 

国は今懸命に「介護職員の処遇改善」を進めている。それはそれで結構なことでは

あるが、処遇が良くなれば万事解決するという状況ではない。先ほども申し上げた

”ひずみ”を解消することもまた重要であろう。

もういい加減、軽度要援護者に介護の専門職を潤沢に配置する基準はやめるべきだ

し、公的社会保険サービスからも外すべきだろう。

 

先日、テレビで「麻雀デイサービス」を売りにしている事業所のコマーシャルを目

にしたが、こんなものに大切な公金と介護の専門職を使ってよいのだろうか。

やるのは構わないが、どうせやるなら民間サービスにしてもらいたい。

人もお金も無駄遣いできる時代はとうの昔に終わっている。

AIの革新的な進歩

2026.2.25

災害級の降雪も一段落し、冬季オリンピックが閉会し、衆議院議員総選挙も終わり

ようやく平時に戻れると思った矢先に、これまでの疲れがドッと出てしまったのか

体調を崩してしまった。

不幸中の幸いでインフルエンザや新型コロナ等の感染症ではなかったが、何日かは

寝込んでしまうほどしんどかった。

 

数日間、自宅療養を余儀なくされている間は、普段はあまり目にしないような情報

を得る機会が多くあった。その中で個人的に興味を引いた情報としては、『AIの

革新的な進歩によりホワイトカラーの大量失業は既に始まっている』といった内容

の記事だ。

 

以前からそうした声を聞くことは多くあったが、それでも「まだ先の話だろう」

くらいに受け止めていた節があったが、現状はそんなに先の事ではないらしい。

 

これまでは主流であった「対話型AI」は、膨大なデータから質問に対する答えを

導き出すことを得意としていた。そして、その能力は”言葉”の領域にとどまって

いることが特徴だった。そのため、解答を示すことはできても解決することができ

なかった。

 

ところが、先日アメリカのある会社が発表した「行動型AI」は、単に解答を示すの

ではなく、予測と計画に基づいて実行することが可能となるシステムらしい。

 

その記事にある事例を引用すると、”フライトが欠航した場合”

これまでのAIでは、顧客に対して「お詫びと再予約の通知、手続き窓口への誘導」

が限界であったが、新しいAI技術では「本人確認、空席状況を把握し予約の確定、

返金や保証の処理」まで一元的に処理してしまうらしい。

更にその記事では、「今後はオペレーション業務の大部分をAIが担うことになる」

と結論付けている。

 

オペレーション業務と言えば、以前当ブログでも取り上げた、米国の人類学者デヴ

ィッド・グレーバー教授が提唱した”ブルシット・ジョブ”定義された「組織のなか

の存在してはならない欠陥を取り繕うためだけに存在している苦情処理などの仕事」

にあてはまる。

 

個人的には、AIの革新的な進歩に一抹の不安を覚えずにはいられないが、ブルシッ

ト・ジョブの一掃に役立ってくれるのであれば大歓迎だ。

できれば、私の大嫌いな電話で押し売りしてくる「人材派遣・紹介」の業務も一掃

してもらいたい。

地域特有の課題解決への取り組みも

2026.2.12

嵐のような降雪と衆議院議員選挙が終わり、少しだけ平穏な日々に戻りつつある。

同選挙で大勝した”高市政権”は、社会保障制度の健全化と現役世代の負担軽減、

そして介護保険報酬の増額を推し進める政策を実行しようとしていることに関して

高齢者介護事業を営む経営者としては大いに期待したいと考えている。

無論、そういった政策の実行が、将来へ”ツケ”を回さないことを前提としてもらい

たい。

 

そのことと同時に検討してほしいことがある。

災害級の降雪が一旦治まったとはいえ、未だに住宅街や脇道には雪の山が多く見受

けられる。

私たちがご利用者宅へ訪問する際には、社用車で移動することがほとんどであるが

こうした積雪が多くあると、夏場には特に問題はなかった駐車スペースを確保する

ことが非常に困難となる。

 

ご利用者の生活や生命を支える業務に従事している私たちにとって、この駐車スペ

ースの問題は決して小さなことではない。

車を止めるスペースを確保するために、駐車しても交通に支障がない場所を探して

グルグルと走り回ったり、雪かきをしてスペースを確保することがざらにある。

この時間が本分の支援業務に大きな影響を与えてしまう。

最悪の場合には、支援の手が遅れてしまい、生活や生命の危機に瀕する状態になっ

てしまうこともある。

 

こうした課題を解消するために、お隣の札幌市の一部では、コンビニエンスストア

や町内会館の駐車場を訪問看護の車両に無償で開放する取り組みが行われている。

 

大きな政策もとても重要ではあるが、地域特有の課題解決に取り組むこともまた

重要な政治行政の役割ではないかと思う。

旧来の手法に固執しつづける

2026.2.10

先の衆議院議員選挙は、皆さんご存じのとおり「自由民主党の歴史的圧勝」という

結果となった。

ということは同時に、大敗したところがあるということになるのだが、今回のそれ

は「立憲民主党と公明党が結成した新党」がそうなる。

 

何度も申し上げている通り、私は特定の政党や政治家を支援しているわけではない

ので、”どこが勝った負けた”はさほど気になるところではないのだが、さすがに今回

大敗を喫した新党には、「何がしたかったのかさっぱりわからない」という意見には

同調せざるを得ない。

また、くっ付いたり離れたり分裂したりをコロコロと繰り返すような集団は、国民

からも一般社会からも信頼を受けることはほとんどないだろうとも言える。

 

そしてまた、今回の選挙で大敗を喫した集団がもう一つある。それは新聞やテレビ

を媒体とした”オールドメディア”であろう。この人達は挙って現政権を批判し続け

何とか足を引っ張ろうと必死になっていた。しかし蓋を開けてみると自由民主党の

歴史的勝利となり、彼らもまた敗北感に苛まれていることだろう。

 

そうした中で一つ興味深いことがあった。

今回、大敗を喫した政党の執行部も多くのオールドメディアも負けた原因として

挙げたものが共通していたということである。それは、”SNSやインターネットを

媒体とした新興メディア”の存在である。

 

昔ながらのやり方で確固たる地位や権力を保持していた集団にとっては、”新しい”

ものが疎ましくて仕方がないだろう。

個人的には、古くから続く文化も歴史も好きだが、「昔があるから今がある」という

ことを無視して、旧来の手法に固執しつづけることは時代錯誤としか言えない。

 

今回、大敗した政党もオールドメディアも、時代に取り残されていて国民から相手

にされていないということを受け入れたくはないのかもしれないが、このままでい

ると「こういう集団が昔いたらしい」という振り返りに使われることになる。

手を付けるべきところが違う

2026.2.3

今週は、先週と全く同じような状況にあった。

週末は、江別市周辺で100㎝を超える積雪があり、先週同様に”災害級”と呼べる

ほどの状況にある。

もうヘトヘトだ。

 

この何とも言えない怒りにも似た感情をどこにぶつけたらよいのか。(別に何かに

ぶつける必要もないのだが・・)

やっぱり選挙に矛先を向けてしまう。

 

別段、気象状況を勘案して衆議院を解散したわけではないことは百も承知ではある

が、「何でこんな時期に」と思っている北海道民は多いのではないだろうか。

 

今回の選挙戦では、消費税の減税など物価高対策や社会保障改革などが争点となる

と言われており、多くの政党が消費税の大幅な引き下げや廃止を公約としてあげて

いる。

 

物価ばかりが高騰して、中々収入が上がっていない現状を鑑みれば、消費税に手を

付けなければならない状況を全く理解できないというわけではないが、消費税減税

をすることで待ち受ける反動があまりにも大きいことを考えると、そこに手を付け

ると地獄への入口に足を踏み入れることになると思う。

 

あくまでも個人的な意見ではあるが、手を付けるべきところは消費税ではなく、

社会保障費の方だろうと思う。

現役世代に重くのしかかる社会保険料の度重なる増額で、総支給額が増えても手取

りが全く増えていない。

社会保険料の減額と社会保険サービスの見直しを先送りにする時期は、とうに過ぎ

ていることに国会議員も政党も気が付くべきだし、知らないふりをすることも含め

て、いい加減にした方がいい。

 

国民は馬鹿ではない。

非現実的な耳障りのいいことばかりを連呼する候補者など相手にされない。

なんじゃこりゃの連続

2026.1.26

昨日は、江別市周辺で、”災害級”と言っても過言ではないほどの積雪があった。

「こりゃ大変だ」と急いで職場へ向かう準備をして、いざ車に乗ろうとしたところ

「なんじゃこりゃ」

車を出すだけでも20分近くかかってしまった。

 

普段の日曜日は車どおりが少ないので比較的スムーズに移動できる場所でも、道幅

は狭く路面のあちこちがデコボコで思うように前へ進めることができなかった。

また至る所で車がスタックし立ち往生していたため、渋滞する場所も多くあった。

それでも何とかいつもの3倍の時間をかけて職場に到着することができた。

 

早速、状況を把握しようと社用車が停めてある駐車場へ向かうと

「なんじゃこりゃ(第二弾)」

 

ほぼ車が雪の中にすっぽり隠れてしまっている。

全ての車を出すことができるようになるまで4時間ほどかかってしまった。

 

今日は、多機能系サービスのみが稼働している日だった。

極力、通いのサービスは限定的に実施して、訪問サービスを中心に営業することと

した。ただし、普段は一人で出向く訪問は二人体制で行うこととした。

案の定、スタックしてしまったり、駐車スペースがないなど、一人では普段通りの

訪問サービス提供ができなかった。

 

以前も申し上げたが、今回のような”大雪”に見舞われる地域に対しては、「地域ごと

のサービス基盤の整備」を単なる人手不足対策で終わらせてはいけない。

何せ、普段の3倍~5倍の時間と労力を必要とするのだから。

 

今日の雪かきをようやく終えて、今机に向かっている。

それにしても、こんな天候で選挙に行けるのかなぁ。

特にその日は遠出をする用件はないが、期日前投票を検討した方がいいかも。

支出を減らして余裕を増やす

2026.1.23

今日、本会議で衆議院の解散が決まり、2月8日が総選挙の投開票日となる見込み

のようだ。そして、今回の総選挙は何かと大きな話題を呼んでいる。

 

「通常国会の初日に解散を宣言するのは60年ぶり」とか「自由民主党が公明党と

の連立解消してから初めての総選挙」とか「その公明党が立憲民主党と新党を結成

した」などなど。

前回の総選挙で過半割れした与党が巻き返しを図るのか、野党各党が躍進するのか

大いに注目してみていきたいと思う。

 

ここ最近の政治情勢を見ていると、与党が力を落として政権が不安定な状態が続い

ているように思える。そして、そういった状況では決まって、ポピュリズムを強調

した政党が躍進する。

 

今回の選挙戦では、消費税の減税など物価高対策や社会保障改革などが争点となる

と言われており、多くの政党が消費税の大幅な引き下げや廃止を公約としてあげて

いる。

 

物価ばかりが高騰して、中々収入が上がっていない現状を鑑みれば、消費税に手を

付けなければ状況を打開することは難しいだろうと思う反面、財布のひもは緩めっ

ぱなしなのに、入ってくるお金の量を減らす政策って、結局将来へ借金のツケを回

すことにつながるのではないかと心配してしまう。

 

どれだけ国民にとって耳障りのいい言葉を並べて選挙戦に打ち勝っても、いざ政権

運営を担う立場となれば一気に現実へ引き戻される。

そう考えると、初めから堅実で現実的な政策を訴える政党や候補者いてもいいよう

に思えるが、そうすると選挙戦に負けてしまうというこれまた現実が待っている。

 

あくまでも個人的な意見ではあるが、収入を大幅に増やすといった夢を語るのでは

なく、安定した収入に支出を減らすことで余裕を増やすことの方がより現実的では

ないかと思ったりする。

地域ごとのサービス基盤

2026.1.21

今日の江別市内の天気予報では、”大雪”と”風雪”の注意報が出ている。

こういった予報が出た時に我々が一番に考えることは、除排雪と交通障害である。

 

特に交通障害が深刻で「吹雪で前が良く見えない」、「雪で道幅が狭くて車が通れな

い」、「渋滞していて車が前に進まない」、「車を駐停車させる場所がない」といった

状況に陥る危険性が非常に高い。

 

早速、各部署へ「ご利用者やご家族へ説明したうえで天候を踏まえて通常より早く

行動する可能性がある」旨を伝えて、時間を短縮してサービスの提供を行う準備を

進めるように指示した。

 

以前までは、こういった対応をした場合には、予定通りにサービス提供しなかった

として、介護報酬を減額して請求することになっていた。普段よりも大変な思いを

してサービス提供しているのに、何で減額されなければならないのかと不満を感じ

ていたのだが、前回の介護保険制度改定において、「降雪等の急な気象状況の悪化等

により、やむを得ず利用者宅と事業所間の送迎に平時よりも時間を要し、サービス

提供時間内に影響が生じた場合においても、計画上の単位数を算定して差し支えな

い」と通知された。

 

この通知に関しては、雪国の事情が分からない霞が関の官僚が作る制度には、大い

に不満を感じていたので、ようやく状況を理解してもらえたと安堵していた。

 

次期介護保険制度改定では、「全国一律のサービス基盤の整備」という原則を更新

し、それぞれの特性を踏まえた「地域ごとのサービス基盤の整備」へと大きく舵を

切ると言われている。

 

この方針の主な目的は、サービスの担い手不足や事業者の撤退が深刻な「中山間・

人口減少地域」への対策にあるが、人口規模や密度もさることながら、地理的状況

がたとえ同じ国内であっても大きく異なることは非常に多くある。

 

今日のような”大雪”と”風雪”に見舞われると「地域ごとのサービス基盤の整備」は

単なる人手不足対策で終わらせてはいけないと心の底から思う。

閉じた質問思考のアセスメント(その2)

2026.1.20

前回、会議等の日程調整の話題から

「○○日の午前と午後どっちがいいですか」と聞くといった”閉じた質問”の思考を

ケアマネジメント業務におけるアセスメントに転用してしまっているケアマネジャ

ーを含めた介護サービス従事者に多く見られることがとても気になっていると申し

上げた。

 

それはどういうことなのかと言うと

対象となるご利用者が「一人で入浴することができるのか、できないのか」という

2択で状況を判断してしまう人が案外多いということである。

 

会議の日程調整に話を戻すと、「午前と午後どっちがいいですか」と聞かれた場合、

午前中のほんの10分程度都合の悪い時間があるだけ、「午前中は都合が悪いので

午後の日程でお願いします」ということになってしまう。

 

さらに入浴できるか否かの話題に戻すと、数多くある入浴にかかる手続きや行為の

中でたった一つでもできないことがあれば、「このご利用者は一人で入浴することが

できない」という判断に陥ることになる。

 

極端なことを言えば、握力が低下して蛇口をひねる行為だけができない人を指して

「この人は一人で入浴することができない」と判断してしまうということになる。

出来ない行為だけを抽出した適切なアセスメントができていれば、「握力が弱くても

ひねることができる蛇口に変える」とか「蛇口をひねる行為だけ手伝ってもらう」

といった支援内容ができるはずだ。

加えて言えば、自宅の固い蛇口をひねる握力はないが、体を洗うために必要な握力

はあるというより細かなアセスメントを行うこともできる。

 

一度、一人で入浴できないと判断されてしまうと、本来は一人でできている行為

さえも本人から奪ってしまう、不適切な支援内容が出来上がる。

 

ひょっとすると「そんなことはないだろう」という人がいるかもしれない。そう

いう人には、機会があれば是非とも通所サービス等の入浴介助場面を確認してもら

いたい。

自宅では自分でできている行為も介助を行っている事業者が意外に多い。

 

不適切なアセスメントに導き出された支援内容を疑問を持たずにサービス提供して

いる事業者もどうかとは思うが、なぜそう言った不適切とも思える支援を行うのか

事業者に聞くと、「ご利用者が希望しているから」とか「その方が短時間で支援が

完結するから」あるいは「ご利用者に任せて、万一にでも転倒してしまえば施設の

責任になるから」といった答えが返ってくることがある。

ここまでくると不適切である自覚を持ちながらサービス提供している確信犯だ。

 

”閉じた質問”を都合よく利用しようとするとこういったことが生まれやすい。

 

閉じた質問思考のアセスメント(その1)

2026.1.16

職場では、業務をより円滑に進めることなどを目的として、ミーティングや会議が

日常的に開催される。

ケアマネジャーの中で業務の一環の”会議”と言えば「サービス担当者会議」が一番

に思い浮かぶ人が多くいらっしゃるのではないかと思う。

このサービス担当者会議は、ご利用者のより豊かな生活を実現する方法や必要な

支援を円滑にそして有効に受けることができることを関係者間で確認することが

主な目的となる。(ただし、緊急時対応の話し合いを目的とすることもある)

 

ただ今回は、会議の内容や目的について取り上げたいのではなく、この会議の日程

を調整することを話題のとっかかりとしたい。

この会議は、そのケースあるいはその状況に応じて出席者の人数が大きく変わる。

ご利用者と数名で開催されることもあれば、10名以上の大人数で開催されること

もある。特に大人数の出席者が見込まれる場合の日程調整は、結構手間がかかる。

出席予定の関係者一人一人の都合を確認して、より良い日程を導き出す行為は思っ

ている以上に時間と労力を要する。

 

最近は、スケジュール調整専用のソフトやアプリを活用して簡略化するなど工夫し

ている事業所も多くあるのだが、より簡素化するためにあえて選択肢を狭めて調整

しているケアマネジャーがいることに興味を持つ。

 

日程を調整する際に関係者に対して「何時が都合良いですか」と聞いてくる人も

いれば「○○日の午前と午後どっちがいいですか」と聞いてくる人もいる。

この調整方法のいずれが正解なのかということを言いたいのではない。結果的に

出席予定者全員の日程が合えば、どんな方法だってよいのだから。

 

ただし、前者の方法は所謂”開かれた質問”で、後者は”閉じた質問”なのでそれぞれ

に長所と短所がある。例えば、「何時が都合良いですか」と聞かれた場合には、「〇

日の〇時~〇時、△日の△時~△時・・・」と非常に多くの選択肢を得ることが

できるので、数多くの出席者を予定している場合には全ての人にとって都合の良い

日程を見つけやすいが、選択肢が多いということは選択肢を導き出し、整理する

ことに多くの時間と労力を要するというデメリットもある。

 

一方で、「○○日の午前と午後どっちがいいですか」と選択肢を狭めると、整理する

時間を短縮できる反面、数多くの出席者を予定している場合には全ての人にとって

都合の良い日程を導き出す確率が下がってしまう。

こういった特性を理解したうえで、状況に応じて調整方法を使い分けしているケア

マネジャーを見かけると思わず感心してしまう。

 

少し話題がわき道にそれてしまうのだが、

「○○日の午前と午後どっちがいいですか」と聞くといった”閉じた質問”の思考を

ケアマネジメント業務におけるアセスメントに転用してしまっているケアマネジャ

ーを含めた介護サービス従事者に多く見られることがとても気になっている。

 

ちょっと話が長くなりそうなので、続きは次回に持ち越すことにしようと思う。

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