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2023.11.13
厚生労働省が10日に公表した『介護施設・事業所の経営状況を明らかにする調査
(今年度経営実態調査)の結果』によると、昨年度決算の全サービス平均の収支差
率は2.4%で、2020年度調査と並ぶ過去最低の水準となった。
厚労省は今回の結果について、「他産業では利益率が上昇している一方で、介護分
野では全体として低下している。かなり厳しい状況にある」との認識を示した。
こうした状況から、2024年度の介護報酬改定は”プラス改定”となることが予想
される。
物価がグングン上昇している中で、以前に当ブログでも述べたように介護保険サー
ビス事業の報酬(価格)は、我々事業者が勝手に値上げを行うことができないこと
から、増えた経費を価格に転嫁することができず、介護保険サービス事業者の収益
は悪化の一途をたどっている。
収益を上げることが出来なければ、営業を継続することも、優秀な人材をつなぎ留
めておくことも難しくなってしまい、潰れていく事業者が加速度的に増えていくこ
とだろう。
国は、先日閣議決定された『介護・障害福祉職員の給与を平均で月6000円引き
上げ』と合わせ技で介護報酬の引き上げを検討していることと思うが、こちらが
期待するほどの増額が見込まれるとは到底思えない。
要援護者が増え続けている中で、介護報酬(単価)を引き上げるということは、
国民により多くの負担を強いることに他ならない。
昨年度以降は、給与が増えても物価がそれ以上に高騰しているため、実質賃金が
マイナスとなっており、「国民の生活が貧しくなっている」状況にある。そうした
状況でさらに国民に負担を強いることが可能とはとても思えない。
国民の負担を必要以上に増やさずに、介護保険サービス事業者を守るためには、
当ブログでは何度も繰り返し訴えていることではあるが、『介護保険サービスの
利用に該当する者の数を減らす』しか方法がないように思う。
軽度要援護者の介護サービスを保険給付から外して、地域支援事業等へ移管する
必要がある。
私たちは、そのためにも介護保険外(我々は自主事業と呼んでいる)事業をより
確実に充実した内容にしていかなければならないと考え実践している。
耳障りのいい言葉を繰り返し、問題を先送りしたところで、数年先に地獄が待って
いるだけだ。
2023.11.6
江別市には、高齢者を主体とした催しを実施した自治会に助成金を支給する制度が
ある。市内の各自治会は、”愛のふれあい活動”と称するこの活動を年数回開催して
いる。
今年の7月と11月に当方事業所の近所の自治会さんから同活動支援の依頼があり
リクリエーションとお弁当の提供を行った。
当方が運営する通所サービス事業所などでも実施している活動を提供してみた。

高齢者でも楽しめる内容となっているため、皆さんと大いに盛り上がることができ
たように思う。
お弁当は、7月にオープンした『のみくい処とっかり』で準備することとした。


高額なお金をかけなくても、地域の方同士で交流を深めたり、楽しい時間を共有し
たりすることはできる。
何でもかんでも「介護保険で!」という流れにだけはなってもらいたくない。
しかしそれには、我々のような高齢者介護事業者等の協力も必要であろうと思う。
今回の活動は、地域の皆さんと高齢者介護事業者が共同して、住みよいまちづくり
を実践したより良い事例であったと思う。
ご依頼いただいた自治会の役員の皆さん、ご出席いただいた皆さん
ありがとうございました!
2023.11.3
来年度の介護報酬改定をめぐって、各団体が少しでも自分たちの処遇を高めようと
様々な形で声明を出している。
日本デイサービス協会も例にたがわず声明を出しているのだが、この団体の声明は
何だが”ズレて”いる。
先日、同協会は豪雪地帯の通所介護の取り扱いについて
「豪雪地帯では介護職が事業所でも利用者宅でも雪かきを都度行っており、重労働になっている。重機の購入や除雪の委託なども必要になる。冬用タイヤの購入費・管理費なども発生する」と指摘。「こうした背景をしっかり考慮したコストの再調査と適切な議論を求める。実情とかけ離れた説明がなされたことは容認できない。豪雪地帯の送迎に特段の差異がないとの主張は到底納得できない」と訴えた。
が厚生労働省からは
「例えば車輛費は、豪雪地帯よりも他の地域の方が高いなど、豪雪地帯の送迎の支出が高いという結果は必ずしも得られていない」と訴えを退けられてしまった。
ひょっとすると、北国で過ごしている方は、「我々の地域は他の地域と比べると車
両の維持費が高い」と思っている人が少なくないのかもしれないが、車の燃費は
冷暖房にかかる費用だけが影響するわけではない。渋滞の多い都会の方が燃費は
ずっと悪い。そのため、豪雪地帯だからと言って燃費が著しく低いとは言えない。
それに温暖な地域では1年中車の冷房を使用している場所もある。
また、「雪国では必須となる冬用タイヤの購入費が維持費として増える」と考えて
いる方もいるかもしれないが、夏用であれ、冬用であれタイヤは使えば摩耗する。
使っただけのタイヤ本数が必要なのはどこの地域でも同じことである。
豪雪地帯の通所介護の取り扱いについて、同協会が訴えなければならないことは
”コストの検討”ではなく、”所要時間の検討”のほうであるべきだ。
豪雪地帯とそうではない地域で大きな差が出るのは、冬期間のサービス提供(準備
を含めて)の時間である。
冬に車を動かすためには、除排雪という夏場にはなかった手続きが必要となる。
また、冬の道路は滑りやすく、自ずと運転する速度が遅くなる。そのため、同じ
距離を走らせても、所要時間が大きく変わってくる。
案の定、厚生労働省も豪雪地域の冬期間の通所サービス提供にかかる時間について
は、検討することを奏上に挙げている。
ピントがずれたことばかりを主張する人の意見は聞き流されがちにある。
日本デイサービス協会はピンポイントで主張を展開していかないと、全ての主張を
聞き流されてしまう危険性があることを理解したほうが良いように思う。
2023.11.1
『来年度の介護報酬改定をめぐり、国が通所介護の入浴介助加算(I)の要件に研修などを組み込む案を検討していることについて、日本デイサービス協会が27日に影響を懸念する声明を出した。「研修の必要性は理解できるものの、現在の人材不足は運営継続が危ぶまれるほど。厳しい要件になれば入浴サービス自体を取りやめる事業所も出てくる」と指摘。「要件検討の際には、現場の状況をしっかり把握したうえで、できるだけ負担のない仕組みとするよう強く要望する」と訴えた。』
との報道を見て思うこと。
私としては、通所介護サービス提供内の入浴介助の算定要件に研修を必須とする
ことには大賛成である。なぜなら、多くの通所介護事業所を見ていると、入浴支援
に対するアセスメントを行わず、ただ希望通りに銭湯紛いのサービス提供を行って
いる実態が散見されるからだ。
以前に当ブログでも主張したが、「いくら要支援や要介護の認定を受けているから
と言って、自宅で一人で入浴できている方に対して、送り迎え付で”介護付きの
銭湯通い”を公費でサービス提供するのは流石にやりすぎだ」と考えている。
また、「人も金も足りていない現状においては、効率の悪い事業を縮小して、効率
の良い事業を拡大することはセオリーといえる。そう考えると、少子化対策が一向
に進まない現状から、通所介護の延命を図るべきではない」とも考えている。
しかし、「入浴支援に対するアセスメントを行わず、ただ希望通りに銭湯紛いの
サービス提供」という実態の温床は、他ならぬケアマネジャーの悪行といっていい
だろう。
私の知る限り、多くのケアマネジャーや地域包括支援センター職員は「ご利用者の
希望があったから」との短絡的な理由で通所介護事業所に入浴支援を求めてくる。
たとえ、自宅で一人で入浴できている方であってもだ。
ご利用者を紹介してくれるケアマネジャーや地域包括支援センター職員から嫌われ
たくないと考える通所介護事業所は、心を無にしてそういった依頼を受け続けてい
るのである。
通所介護事業所に研修受講を必須とするのはいいことだが、一番研修を受けなけれ
ばならないのは、ケアマネジャーや地域包括支援センター職員の方だろう。
2023.10.31
『政府・与党は月内に取りまとめる経済対策で、介護職らの賃上げを盛り込む方針を決めた。政府内には月6千円引き上げる案があり、最終調整している。来年2月の実施を目指す。物価が高騰し、今年の春闘では他産業の相次ぐ賃上げで介護分野から人材が流出。深刻な労働力不足を止めるためにも、緊急の処遇改善策が必要と判断した。』
との報道を見て思うこと。
介護保険サービス事業を運営する経営者としては、スタッフの賃金アップにかかる
政策を検討していただくことは大変ありがたいことである。
以前に当ブログでも述べたように、介護保険サービス事業の報酬(価格)は、我々
事業者が勝手に値上げや値下げを行うことができない。そのため、事業者が賃上げ
を含めた経費の増額を検討したとしても、価格に転嫁することができないので、他
の経費を削減するしか方法がない。
他の業界が積極的な賃上げを実施しようとしている状況を考えると、こうした流れ
は必然と言えるだろう。
ただ、この報道にはいくつか気になる点がある。
「・・経済対策で、介護職らの賃上げを・・」とあるが、介護職らの”ら”って、
どの職種のことを指しているのだろうか。
例えば当方には、介護職以外に看護職、リハビリ職、ケアマネジャー、相談職、
事務職、調理員がおり、全ての職種が事業運営にかかわっている。
これまでに国は、賃金が低いとされる介護職の処遇改善を図るべく、様々な加算を
創設してきたが、処遇改善を単一の職種に偏ってしまうと会社全体のバランスが
悪くなり、結果として事業運営の継続が難しくなってくる。
なぜなら、高齢者介護の業界に身を置く者の数が増えていない中で、いずれかの
職種の処遇を上げればそこに人は集中するが、他の職種に人が集まらず介護事業が
成立しないことになってしまう。
そのため、単一の職種にではなく、業界全体の賃金の底上げを考えてく必要がある
だろう。
ただし、これから数年先に、「人口が爆発的に増えて介護業界で働く人や財源が
大幅に増える」という将来が待っているとは到底思えない。
だから現段階では、『介護保険サービスの利用に該当する者の数を減らす』しか
方法がないように思う。そしてその間に、財源や人材不足を補う方法を考えていく
しかない。
2023.10.30
新型コロナウイルス感染症が、国内で拡大し始めて4年近くが経過しようとして
いる。
私はこれまで同ワクチンを接種するたびに高熱を出してはいたものの、同ウイルス
感染は幸か不幸かなかった。しかし先日、ついに同ウイルスに感染してしまった。
おかげで、1週間業務につくことができず、ただでさえ山積みの仕事にさらに
山が・・。
周囲から散々聞かされていた同ウイルス感染時の病状や後遺症の中で、自分に当て
はまった物はほとんどなく、「ほぼ風邪」の症状だった。皮肉にも同ワクチン接種
時には必ず40℃近くまで発熱していたが、感染した際にはそこまで体温が上がる
ことはなかった。「それはワクチン接種したおかげか、それとも・・・」
個人差が激しいと言われる同ウイルス感染による症状ではあるが、実際に感染した
私としては、「そこまで大騒ぎするべきウイルスなのか?」との疑問がいまだに
払拭できていない。結局、煽り好きのマスゴミに踊らされただけのように思える。
そのマスゴミは、今流行の兆しを見せているインフルエンザウイルスについては、
どれほど大騒ぎしているのかというと、ほぼ沈黙に等しい。
あくまでも私個人の実感でしかないが、新型コロナウイルスよりもインフルエンザ
ウイルスに感染した時の方が、体がきつかった。
先週は、在宅ワークを中心に山積みの仕事を片付けてきたが、今日から本格的に
外勤を含めた業務体制に切り替えることにした。
これから年末に向かっていく、例年にもれず今年の年末も何かと忙しくすることに
なりそうである。そうした中で、インフルエンザウイルスに警戒を強めつつ、新型
コロナウイルス感染によって免疫が得られたことは不幸中の幸いと言ったところか
2023.10.20
約3年間活動を休止していた『自主事業』を再開して4カ月が経過した。
開始当初は、広報や周知が十分にできていなかったこともあって、参加者はまばら
な状況にあったが、徐々にご参加いた方が増えてきた。
今日も、恒例の健康体操から開始したあと、セルフマッサージを伝授!

そして今日は、7月のオープンした『のみくい処とっかり』に協力してもらい
お好み焼きランチを実施した。


参加者から「私一人だから昼こんなに食べないけど、みんなで食べる美味しいね」
といったご意見を頂戴した。
今後も皆さんに楽しんでいただけるような企画を実施したいと考えている。
ご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。
また、お待ちしております!
2023.10.13
介護業界の深刻な人材不足をうけて、様々な政策に介護ロボットやICT導入の推進
が盛り込まれている。
そして先日、江別市経由で北海道から『令和5年度(2023年度)介護ロボット
導入支援事業費補助金の事前協議について(通知)』があった。
同補助金の目的は、介護ロボット・ICTの導入を促進することにより、介護従事
者の負担軽減や介護業務の効率化を図るとともに、介護サービスの質の向上を図る
こととしており、導入に要した経費の1/2から3/4が補助される。
当方は、比較的規模の小さな在宅介護の支援を行う事業の集合体であるため、介護
ロボットのニーズはあまりなのだが、ICTの導入については予てからの懸案事項
であったため、同補助金の申請を行うこととした。
しかし、申請要件や方法を見て驚いた。
まず、この通知は10月10日付で我々の手元に届いたのだが、申請の締め切りが
10月18日となっているではないか。随分とタイトな申請スケジュールとなって
いる。週末を挟むと1週間もない。
申請スケジュールがタイトなので、さぞかし申請手続きが簡略化されているのかと
思いきや、数枚の申請書類を作成する程度では済まない内容となっていた。
まずは、同補助金を申請する前提に、外郭団体が実施するサイトへの登録が義務
つけられている。
そして、補助金申請なのだから当たり前ではあるが、導入する機器のメイカー名や
製品名あるいは製造業者や販売代理店などを具体的に記さなければならない。
これらをクリアするためには、ある程度事前に準備していなければとてもではない
が申請に間に合わない。
「行政は本気で介護ロボットやICT導入の推進を図ろうとしているのか。そして、
多くの事業者に補助金を活用してほしいと思っているのか。」などブツブツと
ボヤキながら申請準備を進めていたところであるが、何とか目途が立ちそうなので
ブログを書くことにした。
申請日程は、事業者にもう少し優しくしてほしいものだ。
2023.10.12
藤井聡太プロ棋士が昨日の『王座戦』に勝ち越したことによって、8個ある全ての
タイトルを制覇して、藤井8冠となった。
少しばかり将棋をたしなむ身としては、こんなことが実際に起きるなどと想像する
ことができなかったので、感動するとともに非常に驚いた。
プロ野球の大谷翔平選手といい、藤井聡太8冠といい、ここ数年の短い間に規格外
の超人が数多く出現している。
こうした超人には、多くの方が『羨望のまなざし』を向けていることだろう。
ところで、この『羨望』という言葉は、他者に対する憧れや尊敬の念を抱く際に
よく用いられるが、本当の使い方は嫉妬という意味合いの方が強い。
自分が持っていない優れた知力や体力、財力、才能等を羨むことから転じて、妬み
や憎しみの感情が生まれるという意味である。
そしてその感情の行き着く先は、その対象者が失敗することや持っている優れた力
を失うことを強く望むこととにある。
巷で日常的に見受けられる『誹謗中傷』は、こうした感情に端を発していることが
非常に多くあるだろうと思われる。
大谷さんや藤井さんのような超人たちには、嫉妬狂いの蛮人から身を守ってもらい
今後も持っている才能をいかんなく発揮してもらいたい。
そして、このような超人たちへ『羨望のまなざし』を向けている子供たちが、蛮人
に惑わされずに、憧れから自己実現の動機づけに結び付けてほしいと切に願う。
2023.10.9
月末月始は何かと忙しくしていたこともあって、久しぶりにブログを更新すること
となる。気が付けばもう10月、今年もあと3ヶ月を切ってしまった。(処理でき
ていないことが山積みだ~)
そして今日は祝日『スポーツの日』。
2020年から長年親しまれてきた『体育の日』から名称が変わったこの祝日は、
元々は10月10日と決められていたが、2000年に「ハッピーマンデー制度」
が導入されたことで、「10月の第2月曜日」に変わったのだが、そもそもは
1964年の東京オリンピックの開会式が10月10日であったことに由来する。
そしてオリンピック・パラリンピックといえば、ここのところ国際大会における
国内スポーツ選手の活躍が目覚ましい。
バスケットボール男子は、先月開催されたワールドカップの好成績で、次回開催の
フランスのパリオリンピック・パラリンピックに48年ぶりとなる自力出場を決め
続いてバレーボール男子も同様に自力出場を決めた。
それ以外にも、昨日アルゼンチンに敗れて、残念ながら予選敗退となってしまった
ラグビーワールドカップの日本チームの勇士も素晴らしかった。
また、中国で開催されているアジア大会における選手の活躍にも目が離せない。
秋はスポーツが大いに盛り上がる。
私も、難しい顔をして机にかじりついて仕事に明け暮れるのではなく、ちょっと
した空き時間を利用して体を動かそうと思う。
流石に激しいスポーツは厳しいので、ウォーキングあたりから始めてみようかと
思うこの頃である。