北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

羨望のまなざし

2023.10.12

藤井聡太プロ棋士が昨日の『王座戦』に勝ち越したことによって、8個ある全ての

タイトルを制覇して、藤井8冠となった。

少しばかり将棋をたしなむ身としては、こんなことが実際に起きるなどと想像する

ことができなかったので、感動するとともに非常に驚いた。

プロ野球の大谷翔平選手といい、藤井聡太8冠といい、ここ数年の短い間に規格外

の超人が数多く出現している。

こうした超人には、多くの方が『羨望のまなざし』を向けていることだろう。

 

ところで、この『羨望』という言葉は、他者に対する憧れや尊敬の念を抱く際に

よく用いられるが、本当の使い方は嫉妬という意味合いの方が強い。

自分が持っていない優れた知力や体力、財力、才能等を羨むことから転じて、妬み

や憎しみの感情が生まれるという意味である。

そしてその感情の行き着く先は、その対象者が失敗することや持っている優れた力

を失うことを強く望むこととにある。

巷で日常的に見受けられる『誹謗中傷』は、こうした感情に端を発していることが

非常に多くあるだろうと思われる。

 

大谷さんや藤井さんのような超人たちには、嫉妬狂いの蛮人から身を守ってもらい

今後も持っている才能をいかんなく発揮してもらいたい。

そして、このような超人たちへ『羨望のまなざし』を向けている子供たちが、蛮人

に惑わされずに、憧れから自己実現の動機づけに結び付けてほしいと切に願う。