介護業界の深刻な人材不足をうけて、様々な政策に介護ロボットやICT導入の推進
が盛り込まれている。
そして先日、江別市経由で北海道から『令和5年度(2023年度)介護ロボット
導入支援事業費補助金の事前協議について(通知)』があった。
同補助金の目的は、介護ロボット・ICTの導入を促進することにより、介護従事
者の負担軽減や介護業務の効率化を図るとともに、介護サービスの質の向上を図る
こととしており、導入に要した経費の1/2から3/4が補助される。
当方は、比較的規模の小さな在宅介護の支援を行う事業の集合体であるため、介護
ロボットのニーズはあまりなのだが、ICTの導入については予てからの懸案事項
であったため、同補助金の申請を行うこととした。
しかし、申請要件や方法を見て驚いた。
まず、この通知は10月10日付で我々の手元に届いたのだが、申請の締め切りが
10月18日となっているではないか。随分とタイトな申請スケジュールとなって
いる。週末を挟むと1週間もない。
申請スケジュールがタイトなので、さぞかし申請手続きが簡略化されているのかと
思いきや、数枚の申請書類を作成する程度では済まない内容となっていた。
まずは、同補助金を申請する前提に、外郭団体が実施するサイトへの登録が義務
つけられている。
そして、補助金申請なのだから当たり前ではあるが、導入する機器のメイカー名や
製品名あるいは製造業者や販売代理店などを具体的に記さなければならない。
これらをクリアするためには、ある程度事前に準備していなければとてもではない
が申請に間に合わない。
「行政は本気で介護ロボットやICT導入の推進を図ろうとしているのか。そして、
多くの事業者に補助金を活用してほしいと思っているのか。」などブツブツと
ボヤキながら申請準備を進めていたところであるが、何とか目途が立ちそうなので
ブログを書くことにした。
申請日程は、事業者にもう少し優しくしてほしいものだ。