北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

ゲームと覚せい剤を一緒にするなよ。

2020.1.23

先日、香川県が『子どもをネットゲーム依存から守る』条例の制定を目指している

という報道を耳にした。

一方、IR汚職で最近よく報道されている『カジノ営業』は政府が旗振り役となって

法制度化を推進している。

 

何ともチグハグで滑稽な動きになっている。

 

香川県は、「子どもの学力や体力の低下、睡眠障害、引きこもりの原因となる。」

との理由で「ネットゲームの使用を1日1時間までに制限する」条例を制定しようと

しているそうである。

 

ネットゲーム依存を覚せい剤や大麻依存と同等と考えているのだろうか。

また、酒やたばこのように「20歳過ぎたら好きにしていいよ。」とでも言いたい

のだろうか。

 

子供の遊びは、「外で遊ぶが善で室内は悪」という時代錯誤の固定観念を持って

いる大人が多すぎるように思う。

外だろうと室内だろうと遊びの中から学ぶことは多くあるし、外で遊んだからと

いって学力が向上するわけではない。

 

ゲームやアニメといったクリエイティブな産業は、今や日本を代表する産業で

あり、世界を席巻している。

カジノ産業で世界的に有名になるよりもよほど真っ当であろう。

 

スポーツでも、お勉強でも、ゲームでも、

何事においても、やりすぎれば心身に支障をきたすに決まっている。

どの分野であっても、子どもがやりすぎないように大人が導いてあげればよい

だけで、わざわざ制度化する類の話しではない。

 

また、学力(お勉強)が高いことと、人間力や生活力は相関関係にはない。

人としてのバランスを欠く、高学歴の役人の不祥事や非現実的な政策には、日々

うんざりさせられている。

 

今回の条例制定は、如何にも人としてのバランスを欠く、高学歴な役人が考えそう

なことである。