北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

月別: 2022年1月

3回目のワクチン接種

2022.1.31

先週、『3回目となる新型コロナウイルスワクチン』を接種してきた。

 

「理事長は2回目も結構熱出たから3回目も熱出るんじゃない」などとスタッフに

冷やかされながら挑んだ3回目の接種だった。

「まあ多少の副反応はあるだろうけど、1度経験しているし」くらいの軽い気持ち

で受けた3回目の同ワクチン接種の結果は・・。

 

あああ・・。

翌日の丸1日ほとんど動くことができなかった。

次の日には幾分回復してきたが、それでも微熱と倦怠感が続いていた。

それ以外の副反応としては、『頭痛』と『痛み』程度で、処方薬を服用すると我慢

できる症状だった。

 

今のところ、当方スタッフのみの結果によると、私を含めた全員が接種後翌日に

発熱する副反応が出ている。ちなみにこれまで接種を終えたスタッフは30代から

50代の者である。

 

これまたちなみに、私は1回目、2回目とも『ファイザー社製』のワクチンを接種

して、3回目は『モデルナ社製』のワクチンを接種した。

「同じワクチンに統一したほうがいい」とか「組み合わせたほうが効果が高い」

など色々な話を聞くが、どれも科学的な根拠に乏しかったので、どのワクチンを

接種するか判断する決め手にはならなかった。

 

私が2回目の接種後に、当ブログで同じようなことをお伝えしたと思うが、今一度

申し上げると、「これから3回目の同ワクチン接種を予定されている方は、翌日の

スケジュールも考えながら臨んだ方が良い」ということである。

山あり谷あり、でも順調ですよ。

2022.1.25

ここのところ当ブログで、来春開設予定の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシン

グホームみのりの丘)の建設工事について取り上げていなかった。

何か重大なことが起きたわけもなく、工事は順調に進んでいる。

 

ただし、新型コロナウイルス感染症の影響を多少は受けており、工事に必要な設備

や備品の一部の納品が遅れている。

その遅れについては関係各所と連携済みで、補助金や指定申請には影響はないとの

状況にある。

 

現状はこんな感じ

 

 

 

来月中旬までには床や壁紙が貼り終えている予定なので、その頃にはもう少し見栄

えのいい状況をお伝えできると思う。

 

あくまでも参考として

2022.1.24

年明けから新型コロナウイルスワクチン3回目の接種が道内各地で開始された。

当方のスタッフも医療従事者を中心に3回目の接種を受け始めている。

 

2回目の接種時の副反応は個人差が多くある印象が強かった。

今回3回目の接種した当方のスタッフ全てが38度以上の発熱をしている。その中

には、2回目の接種時に発熱もなく、ほぼ副反応がなかったという者も多くいる。

こうした点から見ると3回目の接種は、多くの人が発熱を伴う副反応が出る可能性

が高いのかもしれない。

ただし、科学的な根拠はなく、あくまでも身近なところで起きた事象をもとに申し

上げていることは断っておきたい。

 

私も今週末に3回目の接種を控えている。

そのため、週末及び週明けの業務スケジュールを調整して、多くの方にご迷惑を

かけないようにしておこうと思う。

 

これから3回目の接種を控えている方々へ、参考まで。

介護職の専門性が求められてくる

2022.1.21

「日本における平均的な年収」を語る場合に用いられる数値には、『平均年収』と

『年収中央値』とがある。

 

前者は、総年収額を頭数で割った数値である。

この数値は、「平均」と名がつくため多くの人が中央に位置すると考えている。

ところが、数人の数百億万長者がいるとこの数値は大きく跳ね上がるため、多くの

人の年収とは乖離してしまうことがある。

例えば、1億円の年収の人が1人と100万円の年収の人が9人いた場合の平均

年収は1,090万円となる。そうすると、多くの人は自分の年収の十倍が平均と

なってしまう。

 

後者は、最も多くの人が支給されている年収の中央値を指す。

この数値は、多くの人が受けている所得と合致することから、国民の平均的な年収

の感覚に近いと言われている。

 

ちなみに、昨年の『平均年収』は436万円で、『年収中央値』は370万円で

ある。両者の数値の差を見てもわかる通り、数値と感覚にはずれが生じている。

 

ところで、低賃金の代名詞と言われている介護職であるが、当方の同スタッフの

多くが年収中央値を超えており、平均年収を超える者も少なからず出てきている。

これも偏に、ここ数年の国の政策によって年収の引き上げを図っていただいた

おかげである。そして、今年新たな賃金引き上げの政策が打ち出されたこともあり

これから先まだまだ年収が上がっていくことだろう。

今や、介護職は安定した収入が得られる職種となってきており、もう「低賃金」と

は言わせない。

 

しかし、現役の介護職は、「年収が上がった!」といって浮かれてばかりでは

いられない。

年収が高いということは、世の中に必要とされている度合いが高い職種であり、

専門性や特殊性を伴うことが非常に多い。

そのため、年収が上がると次には『専門職としての質』を求められることになる。

また、安定した収入を求めて優秀な人材が職を求めてくる。

つまり、質の向上を探求できない人は淘汰されていくことになる。

 

個人的には大変喜ばしい状況になってきた。

冬季の北海道の状況をもっと理解して!

2022.1.20

『通所介護の利用者の送迎にあたり、大雪への対応を余儀なくされている事業者を報酬面で支援して欲しい − 。こう呼びかける声明を、日本デイサービス協会が公式サイトに掲載した。

通常より多くの時間、手間、コストを要するとし、利用者の自宅の除雪から始めざるを得ないケースも少なくないと強調した。あわせて、「現在、北海道、東北、信越などの地域で降雪による大きな障害が出ているが、今シーズンに限ったことではなく、毎年のように発生している」と理解を求めた。

具体策としては、報酬に一定の割合を上乗せする「中山間地域等サービス提供加算」の要件緩和を注文。対象地域を拡大すること、加算率を引き上げることを要望した。また、積雪時の送迎対応時間をサービス提供時間に含めることも検討して欲しいと呼びかけた。』

との報道を見て思うこと。

 

報道内容にある通り、というより北海道にお住まいの方であればだれでも容易に

想像がつく状況である。現場では、こうした状況を訴え続けてきたため、「同協会

がようやく声を上げてくれた、と同時に今更かよ」との思いが交錯する。

 

冬季のデイサービスの送迎時には、

・道幅が狭く、対向車とすれ違うことが難しいし、駐停車する場所もない。

・ご利用者宅やその周辺の除排雪がされていないため、ご利用者が自宅から出る

ことができない。

・渋滞している場所が多く、夏季と比べ物にならないほど送迎に時間を要する。

といったことが日常茶飯事で起きる。

 

にもかかわらず、夏季と同様のサービス提供を求められ、その通りに行わないと

サービス提供時間減と判断され、介護報酬減収というペナルティーが待っている。

当ブログで何度も取り上げているように、冬季は多くのスタッフが夏季よりも早く

出勤しており、自ずと労働時間が長くなる。にもかかわらず、介護報酬減収などと

いった扱いを受けてしまうと現場は報われない。

 

介護保険制度は、国内で統一された制度であることに違いはないが、もっと地域の

違いや事情を考えないと制度の運用を継続することが難しい地域も出てくる。

滅多に雪が積もることがない東京の机の上で制度設計を行うだけでは、実情から

大きくかけ離れた制度になってしまう。

受験シーズンは低リスクな時期に

2022.1.17

今日ほど出勤に時間を要した日はない。

普段であれば、15分程度で到着するところが、1時間30分も掛ってしまった。

ここ数日の降雪に除排雪が追い付いていないようで、至る所の道路の道幅が狭く

なっており、対向車同士がすれ違うことが難しい場所もたくさんあった。

何となく嫌な予感がしたので、いつもより2時間早く家を出たが職場に到着した

のはいつもと変わらない時間となった。

こうした交通網の麻痺はいつまで続くのだろうか。

 

交通網の麻痺といえば、昨日一昨日に実施された『大学入試共通テスト』の受験生

は無事に試験を受けることができたのだろうか。

今年は、こうした状況に加えて、新型コロナウイルスの変異株『オミクロン株』の

流行によって、受験に大きな影響を受けた方も少なからずいると聞く。

 

当ブログの『この時期の受験は過酷すぎる』でも取り上げた

「何で毎年この時期を受験シーズンとするのだろうかと思う。官庁など日本の主な

機関の会計年度が4月から始まることからそのようになっているのかもしれないが

入学式を4月に統一したとしても試験を2月や3月などのギリギリに行う必要は

ないように思う。北海道の同時期がどのような環境下にあるのか、わかっているの

だろうか。ハイリスクなこの時期に無理してやらなければならない理由が見当たら

ない。」という思いを今年ほど感じたことはない。

人生における次のステップとなる大切な場面は、もう少し低リスクな時期に開催

してもらいたいものである。

 

しかし、受験を人生における次のステップとなる大切な場面と位置付けていたと

しても、『東京大学前の路上で受験生ら3人が刃物で刺された事件』は許される

行為ではない。

今回の事件や『大阪にある心療内科クリニック放火殺人事件』など、自暴自棄と

なった者が、他人を巻き込んだ凶行に及ぶ事件が相次いで起きている。

 

ストレスなく生活を営むことは不可能であろうが、ストレスを軽減する取り組みを

社会全体で考えていく必要があると感じている。

その取り組みの一つとして、この時期を受験シーズンとするの止めてみてはいかが

だろうか。

 

ジョブキタの取材

2022.1.13

今日、『北海道アルバイト情報社のジョブキタ』さんの企業紹介の取材を受けた。

当初、話しを受けた時は懐疑的であったが、知人からの紹介ということもあって

とりあえず話を聞くこととした。

 

ところが、担当者の「数年前に江別市にも拠点を作り、江別市で興味深い企業を

積極的に紹介して、江別市をもっと盛り上げたい」との思いに共感できたことで

話しは急展開となり、本日取材を受けることとなった。

 

予てから、求人情報誌や同サイト運営会社に対しては「情報を右から左へ垂れ流し

する仕事としか思えない」と言っていたし、「求人情報誌や同サイト運営会社の方

は、当方のことなどほとんど知りはしないだろう。まして、当方がどのような運営

方針でどのような人材を求めているのかなど知ろうともしないだろう」と感じて

いた。

 

『北海道アルバイト情報社のジョブキタ』さんの担当者は、我々の思いに真摯に耳

を傾けてくださったばかりか、今後一緒に取り組むことが出来そうな魅力的な企画

を申し出てくださった。

同じ求人情報誌でも、こんなにも違いがあるのかと衝撃を受けた。

 

今日受けた取材の内容は、3月号に掲載されるらしい。

ジョブキタさん、取材お疲れさまでした。掲載されることが今から楽しみ!

雪の量が尋常じゃない

2022.1.12

昨夜から今朝がたにかけて、道内各所で尋常ではない量の雪が降り続いている。

当然のことながら、いつもより早起きして、通常より1時間早く家を出た。

 

余裕をもって行動したつもりが、まずは自宅駐車場の状況を見て愕然とした。膝丈

まで雪が積もっており、すぐに車を出すことができる状況にはなかった。数十分

かけて除雪して職場へ向かった。道中の道幅が極端に狭くなっており、対向車と

すれ違うことが難しい場所などもあって、互いに譲りあいながらの走行となった

こともあって、通常の倍の時間をかけて職場へ到着した。

すると次に待ち構えていたのは、社用車の駐車場の雪の山だった。それなりの台数

の社用車を抱えていることもあって、早めに出勤してくれていたスタッフと一緒に

除雪しても作業が終了するまでに、1時間程度を要した。何とか営業時間に間に

合うように作業を終えることはできたが、何ともバタバタの出だしとなった。

 

この後、各スタッフはご利用者の送迎やご利用者宅への訪問が控えている。

道幅も極端に狭くなっており、社用車を駐車するスペースもかなり限られている。

 

ご利用者に対して、時間どおりに伺うことができない旨を事前に伝えたうえで、

安全運転を第一に業務にあたることを指示した。

今日1日、事故なく無事に営業を終えることができることをひたすら願っている。

 

いつもであれば、降雪や除雪状況の画像を載せるところであるが、今日はそういっ

た余裕が全くなかった。

食中毒状態を回避するためにも

2022.1.11

『「この国に国家資格はどれくらいあるのか。その名前も含めて全て示して欲しい」。2003年に野党議員が国会へ出した「質問主意書」の中の一文だ。これを受けた政府は、当時存在していた国家資格の名前を全て列挙した答弁書を閣議決定している。その中に、介護福祉士や社会福祉士などと並んで”介護支援専門員”も含まれていたことが、日本介護支援専門員協会の調査によって判明した。2003年の時点で既に、政府が介護支援専門員を国家資格として位置付けていたことを意味する。

介護支援専門員は国家資格として認められていない、という業界の既成概念とは相容れない見解。それが閣議決定されていたことで今後、一般的な解釈の再整理を求める声が広がりそうだ。

協会の柴口里則会長は取材に対し、「政府の閣議決定があるのなら、歓迎すべき事実だ。今後は、”介護支援専門員は既に国家資格である”という真実を広めたい。もちろん、ケアマネジメントの質の向上や介護支援専門員の処遇改善に向けた活動にも引き続き注力していく」と表明。「今は看護師や介護福祉士など他の国家資格を経ないと介護支援専門員になれない。今後はダイレクトで受験できる明確な国家資格を目指す」と話した。』

との報道を見て思うこと。

 

上記にある通り、業界内で介護支援専門員は、国家資格ではなく公的資格であり、

各都道府県が管轄しているという認識であった。

だが、上記の記事によると、我々が知らない間に同資格は国家資格へ『昇格』して

いたらしい。

 

個人的には、公的資格であろうと国家資格であろうと、やるべきことに変わりは

ないので「どっちでもいい」ことではある。

ただ、日本介護支援専門員協会会長の「今は看護師や介護福祉士など他の国家資格

を経ないと介護支援専門員になれない。今後はダイレクトで受験できる明確な国家

資格を目指す」との発言には大いに興味がある。

 

介護支援専門員は、対人援助の専門職である。

そのため、本来は同専門職として必須である相談援助にかかわる知識や技術を持っ

ていなければ専門職として成立しない。しかし現実には、そのような知識や技術を

持っていなくても、要件を満たした他の国家資格を持つものが取得することができ

てしまう。結果として、対人援助とは程遠い内容のケアマネマネジメントが方々で

展開されてしまっている。

 

これは例えるなら、調理に関する知識や技術が全くない者が、手先が少しだけ器用

という理由だけで、厨房に立ってお金をいただいて食事を提供しているようなもの

である。こんなことがまかり通ってしまえば、そこら中で食中毒が頻発してしまう

危険性が大いにある。

 

これまでに、下手くそなケアマネジメントの影響で、「食中毒」状態になるご利用

者やご家族を沢山見てきた。

そういった点からも、「ダイレクトで受験できる明確な国家資格を目指す」ことは

大変喜ばしいことではないだろうか。

そろそろ5類でも良いように思う

2022.1.10

先週、『3回目となる新型コロナウイルスワクチン接種』の案内が自宅に届いた。

昨今の爆発的な感染拡大を鑑みると早々に接種したほうが良いと考えている。

しかし、新型コロナウイルス感染症対策は、これまでと同様の考え方で本当に良い

のだろうか。

 

当方が運営する介護サービス事業をご利用されている高齢者は、様々な疾患を抱え

新たに発症あるいは悪化する危険性を持ちながら生活している。その方々が、感染

症以外の疾患で入院治療が必要となっても、従来通りの流れで適切な治療まで辿り

着けないことがしばしば起きている。

その理由は一つではないが、新型コロナウイルス感染症対策により入院病床が従来

の流れで利用できないことが大いに影響している。

 

新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株は、いままでの変異株より感染力

が高いため、これまで以上に感染者が増える可能性が大いにある。

一方で、致死率はデータ不足で正確な数値が中々出せない状況にあるものの、0.2

~0.4%と言われており、0.1%程度と言われているインフルエンザウイルス感染に

よる致死率に近づいてきている。

 

年末年始、餅詰まらせによる窒息や雪道での転倒骨折など季節的に増えてくる事故

も多く発生している。本来であれば、命を落とすことはなかったであろう事故や

軽度の疾病でも、通常の流れで治療を受けることが出来なければ、高齢者にとって

は命取りになることは十分にある。

 

そろそろ、感染症法による分類を2類からインフルエンザと同じ5類へ変更する

必要があるように思える。