北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

褒めて伸ばすって?(その1)

2019.10.29

近年、パワハラ・セクハラ・モラハラ等々の『ハラスメント』に関わる用語が

日常生活にはびこっている。

ハラスメントとは、簡単に言えば『嫌がらせ』のことである。

 

ただ、この言葉、勝手に独り歩きしていて、本質とは違った形で使われることが

あまりに多く、様々な場面で弊害となっているように思う。

 

最近のことで思い出されることは、『神戸市の小学校教諭に対するいじめ』を

パワハラという言葉で括っていることである。

複数人で泣いて嫌がる当事者を羽交い絞めにして、激辛のカレーを無理やり食べ

させる行為は、『嫌がらせ』というレベルの話しではなく、暴行や傷害といった

歴とした犯罪行為である。

 

パワハラなどという言葉を使うから、「会見を開く」とか「謝罪文をだす」という

落としどころになるが、本来は刑事事件として立件される話しである。

 

 

また、今の話題とは違った弊害もある。

多くの人が日常的に「パワハラ!セクハラ!」を連呼するあまり、上位者は下位者

の『ご機嫌取り』に終始して、言わなければならないことも口にできない状況に

陥っているということである。

 

そこから話題が派生して、「部下は叱るのではなく、褒めて伸ばさなければ・・」

という話になりがちである。

 

私はこの『褒めて伸びるタイプ』という論調に予てから大いに疑問を持っている。

 

 

少々話が長くなったので、続きは明日書きたいと思う。