北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

行政手続きはトラップがいっぱい!

2020.5.29

先ほど、運転資金にかかる融資の申し込み先機関から連絡がきた。

要約すると「議事録の署名捺印が2か所足りない」とのことだった。

 

同機関から融資を受けることは初めてではなく、今までの契約にはない署名捺印を

求められたため、「なんで?」との疑問しかなかった。

 

あらかじめ説明を受けていたことに対して不備があれば、速やかに訂正して再提出

するところであるが、「言ってなかったが、実はここにも署名が必要なんですよ」

と宛ら『後出しジャンケン』のように言われると「この人、融資する気があるの

だろうか」と勘繰りを入れたくなる。

 

ついでに話題としたいのが、『日本のはんこ文化』についてである。

以前、当ブログ『高齢者を「ダシ」に使う文化?』でも取り上げたが、一部の国会

議員が「高齢者になじみ深い物なのでなくすべきではない」とか言っていたが、

本当に多くの高齢者がそのことを望んでいるのだろうか。

 

私たちは、日常的にご利用者から契約書類にご署名ご捺印をいただくが、震える手

で必死に書いてくださったご署名であっても、捺印がなければ契約書として成立し

ないなんて、ご署名の重みが全く感じられない。

また、力が入りにくい指先を使って捺印しても、「ずれてる。かすれてる。欠けて

る。」などと言われ、書類が送り返されると「なんなんだよ」と言いたくなる。

 

手続きが面倒になればなるほど、高齢者にとっては大きな障害になりかねない。

 

融資にしても給付金にしても、その他の行政手続きにしても、明らかに無駄と思え

ることを幾重にも張り巡らせて複雑化させているが、「これはトラップか?」と

疑心暗鬼に陥ってしまう。