北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

想定外の時こそ冷静に状況を見極めなければ

2020.11.20

昨日、江別市内にある複数施設の入居者から『新型コロナウイルス感染の陽性者』

が出たという知らせが入った。そして、1日中その対応に追われることになった。

 

当方の事業所のご利用者ではなかったものの、そのご利用者と同一空間で過ごして

いた時間があり、『濃厚接触者』か否かの保健所判断を待っているところである。

 

我々介護サービス事業者も保健所等の行政機関も「来るべき時」を想定して準備を

重ねてきたことだろうと思う。

それでも、後手後手に回っている感が否めない。

 

江別市内では、PCR検査のキャパシティーがオーバーしてしまっており、『濃厚

接触者』は恵庭市で同検査を受けなければならない状況にあるようだ。介護従事者

などはそれでも何とかなるが、介護を必要とする高齢者が恵庭市まで検査を受ける

ために移動することは困難を極める。

 

こういった時こそ、冷静に状況を見極めて、正しい情報を収集して、適切な判断に

基づいて行動をとらなければならない。

 

がしかし、行政からは感染症予防対策マニュアルが日替わりメニューのように日々

異なった内容のものが送られてくる。『濃厚接触者』か否かの情報も待てど・・。

また、医療従事者から「診療の指針である感染予防策を講じて15以内の診療に留

めることで濃厚接触者の扱いにはならないことに基づいて、介護も対応方針を検討

してはいかがか」と言われたが、介護の現場では15分程度で終えることができる

支援がほとんどないため、そういった指針は参考程度にしかならない。

 

どうしても、こういった状況になると「愚直ぽく」なってしまう。

それでも、今日も明日も支援は続く。冷静にならなければいけない。