昨日、江別市内にある複数施設の入居者から『新型コロナウイルス感染の陽性者』
が出たという知らせが入った。そして、1日中その対応に追われることになった。
当方の事業所のご利用者ではなかったものの、そのご利用者と同一空間で過ごして
いた時間があり、『濃厚接触者』か否かの保健所判断を待っているところである。
我々介護サービス事業者も保健所等の行政機関も「来るべき時」を想定して準備を
重ねてきたことだろうと思う。
それでも、後手後手に回っている感が否めない。
江別市内では、PCR検査のキャパシティーがオーバーしてしまっており、『濃厚
接触者』は恵庭市で同検査を受けなければならない状況にあるようだ。介護従事者
などはそれでも何とかなるが、介護を必要とする高齢者が恵庭市まで検査を受ける
ために移動することは困難を極める。
こういった時こそ、冷静に状況を見極めて、正しい情報を収集して、適切な判断に
基づいて行動をとらなければならない。
がしかし、行政からは感染症予防対策マニュアルが日替わりメニューのように日々
異なった内容のものが送られてくる。『濃厚接触者』か否かの情報も待てど・・。
また、医療従事者から「診療の指針である感染予防策を講じて15以内の診療に留
めることで濃厚接触者の扱いにはならないことに基づいて、介護も対応方針を検討
してはいかがか」と言われたが、介護の現場では15分程度で終えることができる
支援がほとんどないため、そういった指針は参考程度にしかならない。
どうしても、こういった状況になると「愚直ぽく」なってしまう。
それでも、今日も明日も支援は続く。冷静にならなければいけない。