最近身近なところで、「事業所を閉鎖する。規模を縮小する。」といった話をよく
耳にする。
その中には、規模は小さいがきめ細やかで良質なサービス提供を行っていた事業者
も含まれており、同業者として非常に残念な思いを持っている。
きめが細やかで柔軟性にとみ、中立公正が担保された小規模な事業体による介護
保険制度の運用を良しとしていた時代は終わりを告げることになったと言っていい
だろう。
予てから政権の意向の中に『中小企業の統合で大規模化』があり、推進すべく様々
な政策がたてられていたところに、新型コロナウイルス感染症の影響も重なって、
こうした動きは加速度的に進んでいくことだろう。
我々にとっても全く他人事ではない。
当方法人の事業規模は、江別市内では丁度中堅クラスといったところで、大きくも
なければ小さくもなく、悪く言うと中途半端な規模である。
これから先、我々の目指すべき方向は、『きめの細かさを維持しつつ、規模の拡大
を図る』である。そして、来年と再来年には新規事業の立ち上げも控えている。
日頃より支えてくださっている地域の皆さんのためにも、当方サービスをご利用
くださっているご利用者の皆さんのためにも、懸命に職務に従事してくれている
スタッフのためにも、我々は立ち止まってはいられない。