先週末、衆議院議員選挙投開票が行われた。
「自由民主党が絶対安定多数の議席を獲得」、「大物議員の相次ぐ落選」、「野党
共闘の不発」など、話題に事欠かない結果となった。
それにしても、私が個人的に気になることは、自分が1票を投じた候補者や政党の
当落よりも『投票率が55.93%と戦後3番目に低い』ということである。
日本人の投票率は、諸外国のそれと比較すると絶望的なほど低いと言われている。
それもそのはずである。
当ブログで政治にかかる話題を取り上げると、取り上げたこと自体に対して否定的
なコメントが寄せられることが非常に多い。政治的な話題を取り上げることがタブ
ー視されている国民性において投票率など上がるわけがない。
議院内閣制を採用している我が国において、私たちの生活に直結する法律や政策は
代議士にゆだねられることになる。その代議士を決定する選挙に興味を持たない方
がよほど不自然ではなかろうか。
そして、いざ選挙となった時に「誰に投票しようかなぁ」ではなく、日頃より政治
に興味を持つことによって然るべき投票行為へとつながるはずである。
欧米先進国では、幼少期より政治に興味が持てるような取り組みがいくつも行われ
ている。我が国においても、そうした取組はもっと積極的に行われるべきだし、
政治的な話題をタブー視するなどもっての外であろう。
私個人としては、今回信任された政権与党の運営や野党の存在意義を注視したい。