『今年度のケアマネ試験、1万2662人が合格 合格率は過去10年で最高の23.3%
受験者数は2年連続、合格者数は3年連続で増加した。前年度からの伸び幅は受験者数が7875人、合格者数が4462人。合格者数は4年ぶりに1万人超へ回復した。
合格率は前年度から5.6ポイント上昇。過去10年で最高の成績となった。23%台は2009年度以来12年ぶり。合格率が上がったため、合格者数は過去最少を記録した2018年度の2.5倍に増えている。』
との報道があった。
5年前までは受験者数が10万人、合格者も2~3万人はいたものが、ここ数年は
その数が激減していたため、業界内では担い手不足の深刻化が叫ばれていたが、
今回のこの数字を見て少し胸をなでおろしている業界人も多くいることだろう。
2000年に施行された介護保険制度は、21年が経過した。
それは、同制度施行当初からケアマネ業務に従事している者も21歳年を取って
いることを意味する。
ケアマネ業務従事者の平均年齢は、(確か?)40代半ばだったと記憶している。
ということは、施行当初からケアマネ業務に従事している者が徐々に65歳以上の
高齢者となってきているといえる。
ケアマネは、歴史の深い他の専門職と違って世代交代を十分には経験できていない
ため、新たな人材が増えてきてくれないと介護保険制度の運用に大きな影響を与え
るように思う。事実、世代交代がうまくいかずに、衰退していった業種や業界が
いくつもあった。
そういった点からも、合格者が急増したことは大変喜ばしいことである。
未来のケアマネに幸あれ!
おじさんは、もう少しだけ頑張ります!!