今日ほど出勤に時間を要した日はない。
普段であれば、15分程度で到着するところが、1時間30分も掛ってしまった。
ここ数日の降雪に除排雪が追い付いていないようで、至る所の道路の道幅が狭く
なっており、対向車同士がすれ違うことが難しい場所もたくさんあった。
何となく嫌な予感がしたので、いつもより2時間早く家を出たが職場に到着した
のはいつもと変わらない時間となった。
こうした交通網の麻痺はいつまで続くのだろうか。
交通網の麻痺といえば、昨日一昨日に実施された『大学入試共通テスト』の受験生
は無事に試験を受けることができたのだろうか。
今年は、こうした状況に加えて、新型コロナウイルスの変異株『オミクロン株』の
流行によって、受験に大きな影響を受けた方も少なからずいると聞く。
当ブログの『この時期の受験は過酷すぎる』でも取り上げた
「何で毎年この時期を受験シーズンとするのだろうかと思う。官庁など日本の主な
機関の会計年度が4月から始まることからそのようになっているのかもしれないが
入学式を4月に統一したとしても試験を2月や3月などのギリギリに行う必要は
ないように思う。北海道の同時期がどのような環境下にあるのか、わかっているの
だろうか。ハイリスクなこの時期に無理してやらなければならない理由が見当たら
ない。」という思いを今年ほど感じたことはない。
人生における次のステップとなる大切な場面は、もう少し低リスクな時期に開催
してもらいたいものである。
しかし、受験を人生における次のステップとなる大切な場面と位置付けていたと
しても、『東京大学前の路上で受験生ら3人が刃物で刺された事件』は許される
行為ではない。
今回の事件や『大阪にある心療内科クリニック放火殺人事件』など、自暴自棄と
なった者が、他人を巻き込んだ凶行に及ぶ事件が相次いで起きている。
ストレスなく生活を営むことは不可能であろうが、ストレスを軽減する取り組みを
社会全体で考えていく必要があると感じている。
その取り組みの一つとして、この時期を受験シーズンとするの止めてみてはいかが
だろうか。