北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問介護施設を運営するみのりの丘グループ

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みのりの丘代表ブログ

ちょっとした時間の活用が介護現場を救うかも?

2022.2.1

昨日当ブログでお伝えした通り、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種で見事

なまでに副反応があり、2日間1歩も外に出ず自宅療養していた。

 

その2日間は倦怠感が強く出ていたこともあって、「やれることはやろう」という

気力も生まれず、ダラダラと過ごしていたこともあって『テレビとYoutube』が

大親友となった。

 

療養とは言っても、寝てばかりいるとかえって痛みや倦怠感が増すこともあったの

で、極力起きて過ごしていたがその分だけ暇を持て余す時間が長かった。

そんなわけで、普段はあまり見ない内容の『テレビとYoutube』を永遠と視聴して

いたが、結局目に留まるのは『高齢者介護の現場』に関係する部分ばかりだった。

 

 

その中で、「リモートワークと介護を両立することにしたが、職場に居場所がなく

なった」といった内容のものがあった。

私はそれを見て、「いやいや逆だろう!これからはそういった両立が推進される

世の中になってくるだろう!!」などとテレビに突っ込みを入れていた。

 

国の積極的な政策も手伝って、介護従事者の所得は急速に向上してきている。その

結果として、「介護現場に身を留めよう」とか「介護現場に足を踏み入れよう」と

考える方も増えてきているように感じる。

 

しかし、『爆発的に増え続ける高齢者と減り続ける若者』の現状を鑑みると、我々

のような介護サービス事業者だけでは到底支えきることは難しい。

こうした状況から、今一度インフォーマルな社会資源を強く見直した方が良いので

はないかと考えている。その中には当然家族も含まれる。

 

ICTやロボットの導入も結構だが、「リモートワークでできたちょっとした時間」

や「定年退職してできたちょっとした時間」、「子育てを終えてできたちょっと

した時間」などのちょっとした時間も集めるとそれなりの時間が作れる。

そして、この時間の一部を、専門的ではなくても構わないので自分たちでできる

範囲の介護に当てることができれば相当な大きな力になる。

さらに理想を言えば、このちょっとした時間を家庭内のみではなく、地域の中に

提供することができれば色々なことができる。

昔はそうやって支え合って生きてきたのではないだろうか。

やはり人は、「地域の中で育まれ、地域の中で支え合う」ものではないかと思う。

 

ダラダラ過ごしていたはずなのに結局仕事に関連することばかり考えていた自分が

いる。「これ職業病ってやつか?」

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