今月9日に実施された今年度の介護支援専門員実務研修受講試験の受験者数が
発表され、全国で5万4449人と前回より159人多かったそうである。
5年前に受験資格要件が大幅に変更されてから受験者数は激減しているが、それで
も3年連続で微増してことは介護支援専門員不足の状況にとっては朗報といえる。
以前に当ブログでお伝えしたことではあるが、江別市内の居宅介護支援事業所や
訪問介護事業所の人員不足は、はっきり言って悲劇的な状況に陥っている。
江別市内では、毎月100件近い介護相談を受け付けているが、対応できる事業所
が極めて限られているため、その事業所へ相談が集中してしまっており、対応可能
な事業所がパンク寸前の状況にある。
また、十分な対応ができていない事業所も手をこまねいているわけではなく、人材
確保に奔走しているが、思うように人が集まらないため、やむを得ず介護相談の
受付を断っている。
介護サービスを受けた後のことをあれこれ語る前に、その前段階の相談すら受付け
てもらえない方が急増する現実が目の前に迫っている。
当方のスタッフの中にも今年受験したものがいる。皆無事合格することを祈りつつ
今後ケアマネジャーとして活躍してくれることを期待したい。