ここ数週間、毎日当方のスタッフから「家族が新型コロナウイルスに感染した」と
の報告を受けている。
そのため、当方スタッフの約1割が濃厚接触者として出勤できない状況にある。
北海道が、ここ数週間の新型コロナウイルス感染者数トップを維持している。
そして、国も同感染症の“第8波”を警戒して、医療体制等の整備に着手する考えを
示している。
国が決めたルールには従わざるを得ないが、何ともアホらしくて付き合いきれない
のが本音だ。そもそも、未だに国が同感染症を感染症法の『2類相当』と位置付け
ているのか、『5類相当』としているのかさっぱりわからない。
先日までは、新型コロナウイルスとの“共存”の道を選んだのかと思ったら、突然
同感染症拡大防止措置をとって見たり、かと思ったら外国人観光客の入国や観光の
後押しをしてみたり、同感染者の全数把握をやめてみたりする。
全数把握をしていないし、無症状の数も全く把握していないのだから、同感染者数
は公表されている人数どころではなく、相当数の方が感染している。
はっきり言って、国は何をしたいのかよくわからない。
ワクチン接種を奨励することは大いに結構だ。また、経済を動かすことも重要だ。
とすると、濃厚接触者に対する取扱いだけが宙に浮いているように感じる。
現行の取り扱いに、一定の効果や意義があるとはとても思えない。
結果だけ見ると、医療や介護の現場が慢性的な人手不足で喘いでいる。
先日、韓国の繁華街で混雑した群衆が将棋倒しのような状態になって大勢の方が
お亡くなりになった。その中には北海道出身の方もいらっしゃったとのことで
ある。その場にいた方々は何も悪いことはしていないし、誰からも責めを負う必要
はない。
それでも、ハロウィンで浮かれている方々と人手不足で喘いでいる自分たちとを
比較してしまい、素直な気持ちで被害に遭われた方々を見舞うことができないと
思ってしまう自分が嫌になる。