今日は大晦日。
残った事務仕事を片付けながら、今年を振り返っていたところ、「今年の漢字」の
文字が目に入った。2023年、1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」
には、『税』の文字が選ばれたらしい。
「今年の漢字」は京都市に本部がある「日本漢字能力検定協会」が、その年の世相
を表す漢字ひと文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれている。
私たちは日常生活において様々な場面で『税金』による恩恵を受けている。
一人ではとてもではないが負担できないような物事に、皆で負担を分けあって対処
していこうとした場合に、税金のありがたみを強く感じる。
そして、当方の主要事業である介護保険サービスもまた、大部分が税金を財源とし
ている。
つまり、我々はプライベートでも仕事でも税金の恩恵を多大に受けていることに
なる。だからこそ、税金は大切に扱うことを常に念頭に置いている。
そのため、税にまつわる不正を耳にするたびに強く憤りを覚える。
つい最近では、税理士資格を持つ現役の国会議員が複数年にわたって固定資産税等
を滞納していた事実が発覚した。しかもこの人、財務副大臣だったとは、開いた
口が塞がらない。
それ以外にも様々なところで不正が当たり前のように行われていたが、私が挙げる
漢字ひと文字は『責』である。
今年起きた(発覚した)不正の多くが「せめを負う」ことも「つとめを果たす」も
なく、なし崩しで時がたつことを待っている印象が強い。
大人の皆さん、新年はしっかりと身を清めて、未来ある子供たちに示しが付く振る
舞いをしていきましょう!(私も含めて)