先日、長年担当させていただいていた方が施設へ入居することとなった。
申込みをしていた施設の一室が急遽空いたため、早々にそちらへ入居することと
なった。
この方は、身寄りがほとんどいなく、判断力が低下していることもあって
『成年後見制度』を活用して、後見人がついている。
また、生活保護を受給していることもあって、経済的な余裕があまりない。
そこで、困ったことが引っ越し費用である。
後見人が市役所の保護課担当者へ引っ越し費用を保護費から支給してもらいたい旨
を伝えると「手続きに一か月以上要する。」との返答があり、施設側も「それまで
は待てない。」とのことだった。
やむを得ず、軽トラックを借りて、私と後見人とで引っ越し作業を行った。
差ほどの荷物ではなかったため、半日もかからずに作業を終えることができた。
毎年のように、介護保険制度や他の関連制度は見直しが行われ、多くの方を救済
するものとなっているが、まだまだ『すきま』が多く存在する。
この隙間を埋めることを、介護支援専門員(ケアマネージャー)に求められること
がある。