北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

他人に委ねる幸不幸の価値観

2019.9.4

体が不自由な人を見ると思わず「あの人かわいそうに。」と言ってしまいそうに

なることは、誰にでも経験があるのではないだろうか。

 

こうした周囲の目による「体が不自由な人は、不幸でなければならない。」という

固定観念が、「私は体が不自由なので、不幸である。」という自己暗示を生む。

 

毎年1万人以上の方々が、健康問題を苦にして自殺しているという統計が出ている。

 

だから、某局の『24時間テレビ』なる番組が大嫌いである。

世の中の固定観念を増幅させるような番組はやめてもらいたいものだ。

 

 

世の中は、決して平等ではないし、突然に理不尽な扱いを受けることもある。

その度に「自分は不幸だ。」と自己暗示にかけて、更なる不幸を自ら呼び寄せる人

が多くいることだろうと思う。

 

私見ではあるが、

こういった悪循環に陥りやすい人は、『やたらと人の目を気にする』特徴がある

ように思う。

 

『自分の価値を無責任な他人に委ねる』とは、何と滑稽なことかと思うが、それが

人間の性というものだろう。

 

閉じこもりだろうが、要介護の認定を受けていようが、体に障がいを持っていよう

が、特別なことではなく、どうでも良いことではないか。

支援が必要であれば、それを受ければ良いだけのことである。

 

人の目など気にする必要はないし、そこに幸不幸の価値を置く必要もない。