本日の天気予報では、昼前後から道央地域に大雨が降ると予想されており、その通
りの状況になっている。
ただ、ここまで激しい落雷が続くとは思っていなかったため、非常に驚いている。
それでも、停電や断水に備えつつ、現状の介護サービスが継続することができる
ように各事業所に指示を出したところだ。
毎年9月6日には、「北海道胆振東部地震の教訓を生かそう」と心に誓っていた
ことも功を奏して、ほぼ万全の準備はできている。ただ今一度、気を引き締めて
災害対策に努めたい。
教訓と言えば、前回当ブログで取り上げた『芸能事務所社長による小児性加害』に
対して、行政やマスメディア、企業はどのような教訓を得たのだろうか。
未だに同事務所の所属タレントを登用し続け、「タレント個人に責任はない」など
と詭弁を垂れていることが散見される。
もしもこの理屈が通用するのであれば、保険金の不正請求などで問題となっている
中古車販売大手の会社社員が、「私は不正に関与していないので、私から車を買う
ことは問題ない」と主張するようなものだろう。
そんなことが認められるはずがなかろう。
車にせよ、タレントにせよ、売り出すためには会社全体がかかわっている。そして
その利益は会社全体で享受することになる。
社員やタレント個人の問題と会社の問題を同じ土俵で語ろうとすることに無理が
ある。「タレント個人に責任はない」などといって美談にでもしたいのか意図は
よくわからないが、タレント個人を守ると言っておきながら、結果的に会社を守る
ことにしかならない。
雇用契約の中で個人が不利益を被ることがあったのであれば、会社を相手に補償を
求めることが妥当なのであって、直接関係のないマスメディアや企業が介入する
話ではない。
結局のところ、大手芸能事務所とマスメディアや企業が得た教訓は、「今後もズブ
ズブの関係を築き、弱者や被害者の声を黙殺しつつ、国民を欺くことで互いの利益
を享受することができる」というものだろう。
何ともふざけた教訓だ。