「卵がない!」
今朝、職場に到着して、現場職員から最初に聞かされた言葉である。
当方が運営する給食センターでは、介護保険サービスのご利用者や配食サービスの
ご利用者へ、事前に次月の献立表をお渡ししている。
そのため、その日に提供される食事内容が予めわかっている状況にある。
そこで冒頭の話になる。
予定していた卵を使った献立を提供することができない状況にある。
急ぎ、提供を予定しているご利用者へ連絡して、献立内容の変更をお知らせすると
ともに、ご了承いただいているところである。
ここのところ、物価高で食材や日用品の高騰が続いている。
加えて、鳥インフルエンザ感染による鶏の大量殺処分の影響も相まって、卵の値段
が大幅に高騰していた。
それでも、全く手に入らないことは想定していなかったため、給食の現場は大騒ぎ
となっている。
それにしても、物価高の急勾配への対応には苦慮している。
介護保険サービスの報酬は、国で定められた金額であり、物価が上がって経費が
増えたからと言って、こちらで勝手に金額を変更することはできない。
収入を増やすことが難しければ支出を抑えるしかないが、光熱費も日用品も値上が
りし続けており、人件費も削減することができなければ成す術がない。
当方の給食センターの配食弁当は、1食650円で提供しているが、この値段を
キープすることがいよいよ難しくなってきた。