先週末、当方が運営する「ナーシングホームみのりの丘」が、江別市による『実地
指導』を受けた。
先月の小規模多機能ホームみのりの丘と合わせて2カ月連続となったこともあって
江別市の担当者に「何だか続いているけど、我々何か悪いことでもした?」と冗談
で聞いたところ、「たまたまです」と笑われた。
先月の当ブログでもお伝えした通りのことを繰り返すようだが・・・
介護保険制度の下で介護サービス事業を行う事業者は、5~6年に一度、指定権者
である都道府県あるいは市区町村の訪問を受けて、法令に沿った適切な事業運営が
行われているかを確認する『実地指導』を受けることとなっている。
この実地指導を『監査』と表現する業界の方もいるが、それは正しくない。
実地指導は、文字通り指導を受ける場ではあるが、行政処分を受けることを前提と
したものではなく、行政と現場との意見交換に近いものである。
介護サービスの現場では、法令を適切に理解して運営しているつもりでいても、
その解釈を間違えていたり、判断に迷っていることがある。
そのため、行政の担当者との意見交換は、日頃の事業運営を整理することができる
絶好の場となることが多い。
先月に同じ多機能系サービスの実地指導を受けたばかりということもあって、和や
かな雰囲気をかもし出していたが、指導を頂く中で改めて感じたのは、同じ多機能
系サービスであっても、医療系サービスの看護小規模多機能と福祉系サービスの
小規模多機能とでは、考え方や運営の在り方に異なる点が多くあるということだ。
わかってはいたつもりだったが、指導を受けることでより明確に認識することが
できて、今回の実地指導も我々にとってはとても有意義な場となった。
とても勉強になりました。
ありがとうございます。