当ブログでは再三に渡って、介護職員の処遇改善に係る加算(手当)について、
「同じ性質を持つ加算であるにもかかわらず、3種類になってしまった加算につい
て、個別に事務手続きを要する仕組みとしたため、3倍の労力を必要とする。行政
は、簡素化どころか生産性の著しい低下を強要している」と指摘してきた。
昨日開催された介護給付費分科会でようやく、上記指摘の3種類の加算を一本化
する考え方が示されることになった。
この様を見て、「一本化できるなら初めからそうしとけよ!一本化にどれだけ無駄
な時間を使ってんだよ!」と強く訴えたい。
愚痴はさておき、示された中身を見てみることとした。
今回示された考え方は、今までは3種類6項目に分けられていた加算を1本化して
4項目に分けるというものだった。
そして、加算にかかる算定要件は、6項目に分けられていた内容を新たな4項目に
振り分けるような考え方となっていて、新しい取り組みを求められるものではなか
ったため安心した。
それにしても、いままでの加算でも示されていた算定要件に『生産性向上のための
業務改善の取組』という項目がある。
その項目を目にするたびに「初めから一本化しておけばよいものを中々そうしよう
としない行政がどの口で生産性の向上とか言ってんだか」と愚痴が止まらない。
簡素化、効率化、生産性と対極にいる方々こそ、『生産性向上のための業務改善の
取組』を真剣に行った方が良いのではないだろうか。