「今年の年末年始は雪が少ないね~」などと吞気に構えていたのもつかの間、
ここ2日間で、嫌になるくらいの雪が積もった。
週の仕事始め、多くのスタッフはいつもより早く出勤して、雪かき対応に追われて
いた。雪かきが一段落すると、ご利用者を車で迎える準備に入るのだが、車の上に
も嫌になっちゃうぐらいの雪が積もっており、雪かきの続きが始まる。
全ての準備が整い、通常よりも15分程度早く送迎に出発する。
道路の道幅は狭くなっており、通常よりもゆっくりとしたスピードで車を走らせる
こととなり、事業所への到着は予定時間を15分程度遅れてのこととなった。
結果として、送迎を完結するために要した時間は、夏場よりも1時間30分程度
長くかかった。
次年度の介護報酬改定では『豪雪地帯等において、積雪等のやむを得ない事情の中
でも継続的なサービス提供を行う観点から、通所介護費等の所要時間について、
利用者の心身の状況(急な体調不良等)に限らず、積雪等をはじめとする急な気象
状況の悪化等によるやむを得ない事情についても考慮することとする。』ことが
明文化されることになっている。
北海道で雪が降り始めたのは、数年前からではないので、この明文化は今更と思え
るが、それでもようやく関東で制度を作る人間にも「地域の特性を理解する」考え
が生まれたかと安堵している。
送迎道中の車内でご利用者と「結局時期が外れても毎年雪が降る量は変わらんね」
との話題で大いに盛り上がった。
道民の多くは、冬も逞しく生活を続けるのであった。