北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

でたらめな予測はもはや人災

2024.1.16

能登半島地震が発生して2週間が経過した今もなお、復旧のめどが立っていない

地域が数多くある。

今回の地震で命を落とされた方が数多くおり、また未だに行方が分からない方も

多数いる。命が助かった方であっても、決して安楽とは言えない避難生活を余儀

なくされている方が多数いる。

一日も早い復旧を願うばかりである。

 

それにしても、以前に当ブログで話題に取り上げた『防災○○研究所などの専門家

が作成する「地震発生予測地図」』が今回も大きく外れていた。

2020年度版の同地図を見ると能登半島で今後30年間で震度6弱以上の地震が

発生する確率は「0.1%~3%」の確率と示されており、国内では発生確率が

極めて低い地域に分類されていた。

この確率は、数千年から数万年に一度、地震が発生するか否かという地域である

ことを示しているのだが、とても科学的な根拠に基づいているとは思えない。

なぜなら、数年先の地震も予測できていないのに、数万年先の予測などできるはず

もないだろう。

こんなでたらめを並べておいて、自分のことを”専門家”と称しているとすると、

相当間が抜けている。

 

発生確率が高いと予測される場所に比較すると、低いと予測されている場所の地震

対策は無防備の状態になりやすい。また、そういった場所に住んでいる方の中には

「発生する確率がかなり低いといわれている場所だから」という予測を信じて生活

している方も少なからずいると思う。そうすると、地震対策への意識も低くなる

ことも必然となる。

 

今回も含めて近年発生している地震の多くは、「発生する確率がかなり低い」と

予測されている場所ばかりで起きている。改めて、”地震発生予測地図”なるものが

いい加減な内容となっていることを実感する。

それでも国やマスコミは、この予測地図をまことしやかな情報として垂れ流し続け

ている。地震の専門家とやらも国もマスコミも、誤情報を垂れ流しし続けている罪

は決して軽くはない。

地震については、「下手な予想も数打ちゃ当たる」は許されない。

 

いい加減、地震の専門家とやらは、「地震の予測はできません」と認めるべきだ。

日本全国、いつどこで地震が発生しても不思議ではないことは、我々が身をもって

体験している。