当方では、平成28年度から『給食・配食サービス事業』を開始している。
ここ数年の物価高に伴って食材料費の高騰が留まるところを知らず、事業開始当初
と比較するとここ数か月間の食材料費及び光熱費の合計は2倍にまで跳ね上がって
いる。どうやら物価の高騰は一時的なことではなく今後も高騰が続くようである。
その増額分をそのまま販売価格に反映させると、ご利用者の生活に大きな支障を
きたす恐れがあるため、ここ数年で微増程度の価格変更で何とかやりくりして
きたが、流石に限界だ。
『給食・配食サービス事業』部門の赤字が大幅に増えて、他の部門の運営に支障を
きたし始めてきたのだが、この8年間で多くのご利用者の給食・配食サービスを
担ってきたこともあり、今も多くの方へサービスを提供しているため、「赤字が
酷いからやめます。」という判断も簡単ではない。
母屋が傾く状況になるまで現状を維持することは経営者として判断ミスを問われて
も仕方がない。そこで、予告期間を設けた今年の6月から50円ほどの値上げを
決断することとした。
ご利用者や地域の方の生活を支えたいとの思いと所属するスタッフの生活を支え
引いては母屋の運営を安定させなければならないとの思いが相まって、非常に難し
いかじ取りを求められている昨今にある。
これから先も企業努力を怠らず、皆様にご満足いただける給食・配食サービスを
続けたい。