先日、当方の介護サービスをご利用されている方のお宅を訪問したスタッフが
同ご利用者が、布団の上ですでにお亡くなりになっているところを発見する事態が
起きた。
このご利用者は一人暮らしで、当方がほぼ毎日自宅訪問にて支援していた。
発見したスタッフは、動揺しながらもご家族、警察、救急、職場へ連絡を取り、
その場でできうる限りの対応をした。
病院等以外でお亡くなりになった場合には、『変死』の扱いとなり、警察による
『検視』が行われる。
事業所の管理者と共に検視の立会いを終えて戻ってきたスタッフは憔悴していた。
「もう少し早く自宅へ行っていれば。こうしていれば。あのようにしていれば。」
と、悔やむ気持ちでいっぱいになる。
しかし、病院や施設でも気が付いた時にはすでに亡くなっていたということが
あり、一人暮らしの自宅ではなおのことその危険性が高い。
そうした中で、少しでも不安なく生活することができるように支援することが我々
の責務であるが、明確な正解というものはなく、一人一人に対して丁寧にかかわっ
ていくほかない。
同時に、スタッフに対するケアも重要な視点となるだろう。