北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

『自分らしく生きる』というリスク

2019.3.7

テレビを見ていると、

やたらと『安全・安心』をうたい文句にしているCMを目にする。

 

人は自分にとって都合の悪いことは、『隠す、話を逸らす、否定言葉を連呼する』

のが常である。

 

自衛隊基地や原子力発電所を「安全、安全、安全・・」と連呼するのは、それらが

非常に危険であるからに他ならない。

 

 

危険であることを前提に、「リスク回避にこれだけの策を講じました。」というの

であれば理解できるが、前述のようにただ連呼するのでは何の説得力も持たない。

しまいには、「想定外」という伝家の宝刀を出しておしまいにしてしまう。

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するケアプランには、決まって

「安全に・・安心して・・」という言葉だけが並べられ、何の説得力も持たない

内容のものがあまりにも多い。

 

『生きる』ということは、常に様々なリスクを背負うことでもある。

 

それでも、「自分らしく生きたい。」という思いを実現するために、リスクがある

ことを承知の上で、極力そのリスクを最小限にとどめる対策を講じながら生活を

続けていくのである。

 

「安全に・・安心して・・」という言葉だけを並べ、危機的状況に陥った時に、

介護支援専門員(ケアマネジャー)は「想定外」とでも言って、おしまいにして

しまうつもりなのだろうか。