北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

声の掛け合い

2019.8.2

ここ最近、猛暑が続いている。

北海道内でも36度を記録した地域もあり、まさに猛暑日である。

 

冷房の効いた室内から一度外へ出ると、立っているだけでじわっと体が湿ってくる

のがわかる。

 

そんな状態で、ご利用者宅を訪問すると更なる地獄が待っている。

 

先日、一人暮らしのご利用者宅を訪問した時に、部屋に入った瞬間『モワっと』

した熱気を感じた。

「ここはサウナ室か?」と錯覚するぐらいの室温である。

 

カーテンは閉め切られ、窓はすべて閉まったままで、冷房はおろか扇風機も回って

いない状況だった。

 

「このままでは、脱水や熱中症になります!窓を開けましょう!!」というと

「そんなに暑くない。寒いから、開けないでくれ!」といわれる。

 

急いで体温を測ると38度近くある。完全な脱水状態だ。

その後すぐに、訪問診療医へ連絡して、対応していただいた。

 

高齢になるとどうしても温度の感覚が鈍くなってきてしまう。

そのため、自覚症状が薄い。

周囲の人が気配りしなければ、生命にかかわることにもなる。

家族だけではなく、隣近所で声を掛け合ってもらいたい。