ここ最近、猛暑が続いている。
北海道内でも36度を記録した地域もあり、まさに猛暑日である。
冷房の効いた室内から一度外へ出ると、立っているだけでじわっと体が湿ってくる
のがわかる。
そんな状態で、ご利用者宅を訪問すると更なる地獄が待っている。
先日、一人暮らしのご利用者宅を訪問した時に、部屋に入った瞬間『モワっと』
した熱気を感じた。
「ここはサウナ室か?」と錯覚するぐらいの室温である。
カーテンは閉め切られ、窓はすべて閉まったままで、冷房はおろか扇風機も回って
いない状況だった。
「このままでは、脱水や熱中症になります!窓を開けましょう!!」というと
「そんなに暑くない。寒いから、開けないでくれ!」といわれる。
急いで体温を測ると38度近くある。完全な脱水状態だ。
その後すぐに、訪問診療医へ連絡して、対応していただいた。
高齢になるとどうしても温度の感覚が鈍くなってきてしまう。
そのため、自覚症状が薄い。
周囲の人が気配りしなければ、生命にかかわることにもなる。
家族だけではなく、隣近所で声を掛け合ってもらいたい。