北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

みのりの丘

みのりの丘代表ブログ

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コミュニケーションツールと食事

2020.7.3

コロナ禍で飲食業界も生き残りをかけて様々な形に業態を変化させている。

その中でも顕著にみられる変化は、『テイクアウト』ではなかろうか。

 

社会環境の変化に伴い、限られた時間に自宅や職場で手軽に食事を摂る手段として

テイクアウト方式は非常に利便性が高く、多くの事業者が参入するとともに利用者

も爆発的に増えた。

 

かたや、外食は単なる食事ではなく、家族や友人とのコミュニケーションツール

として利用する方も多くいる。

 

しかし、コロナ禍の外出自粛ムードが相まって、外食する人が激減し、多くの事業

者が倒産の危機にあえいでいる。

そこで、本来は外食メインの業態を変化あるいは追加する形でテイクアウトを導入

する事業者が増えてきた。

 

さらに時代は進化を続けており、

テイクアウト等で飲食物を自宅に準備して、SNSアプリツール等を活用して友人と

パソコン等の画面を通じて対面して行う『オンライン飲み会』が流行している。

 

自宅にいながら、離れた場所にいる家族や友人と飲食を共にして、コミュニケー

ションをとることができるため、若者を中心に活用されている。

 

時代は変化を続け、その変化に沿って様々な進化が生まれる。

当方でも、こうした変化に沿って、持ち帰り用のお弁当の販売を今月1日から開始

した。私も、顧客第1号となって体験してみた。

手前みそではあるが、値段を考えるとボリュームがあり、とても美味しかった。

税込み450円!是非ご賞味ください。

 

ともあれ、時代は変化し続けても、コミュニケーションを求めているという点に

おいては、どの時代も変わらずあるということか。

支える人も支えられている

2020.7.2

総括するにはいささか早い気もするが、

独立・開業して10年、今年ほど神経を使った年はなかったように思う。

 

『新型コロナウイルス感染症』には、それほど強烈な影響を受けた。

 

「身内から感染者を一人として出してはいけない。まして、ご利用者へ感染させる

ことなどもってのほか。」との思いから、必要以上に神経が過敏になっていたよう

に思う。

また、経営的側面においても、これほどの苦しみを味わったことはなかった。

いくつかの苦渋の選択をしなければならなかったことがいまだに悔やまれる。

 

そんなおり、当方の自主事業にご参加いただいている会員の方からお叱りとともに

あたたかな激励のこもったメールを頂戴した。

「苦しい時こそ基本に立ち戻り、前向きに」という言葉を受けて、ここ最近の自分

のふるまいを恥ずかしく思う。

 

猛威を振るっているこの感染症は、年単位で続くことだろう。

しかし、下を向いている暇はない。

そんな気持ちにさせてくれる心のこもったメールに感謝の気持ちが絶えない。

 

お陰様で、経営的側面においては軌道に戻りつつあり、先送りした事業も順調に

進めることができている。

 

『経営者は孤独な稼業』とよく言うが、そうでもないかもしれない。

支えてくださる方々が大勢自分の周りにいるのだから。

役割を放棄してしまえば次につながらない

2020.7.1

介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割は、

「困りごとを抱えている人(利用者)」と「支援する人や物、制度(社会資源)」

との縁結びを行うことにある。

 

そのため、直接的な支援を行うことはあまりない。

 

しかし、現実的には「困りごとを解決するための社会資源が見当たらず、目の前の

困りごとを解決するためには自分が支援者として動くしかない」という場面に遭遇

することがある。

 

先日、身寄りがいない方の病院受診の送り迎えと付き添いを行った。

お金がない、時間がない、支援者がいないなど様々な条件が重なってしまい、適当

な社会資源との縁結びを行うことができず、結果として自分が支援者となることを

選択した。

 

しかし、私としては、こうした行為は介護支援専門員として非常に不適切であると

考えている。

「適当な社会資源を見つけて調整する」という本来の役割を放棄して、安易な方法

で問題を解決しようとしたに過ぎない。

 

介護支援専門員の中に、時には支援者となる役割も適切と思っている人がいる。

が、それは違う。

 

困りごとを抱えている人にとって支援は、安定供給してもらいたいものである。

 

介護支援専門員は、介護保険制度の下で唯一、『社会資源の発掘や創造』の役割を

与えられている。

その役割を放棄してしまえば、その次に困りごとを抱えた人への対応がおろそかに

なってしまう。

 

仕方がなかったとはいえ、今回の自分の選択を恥じている。

恩人との別れ

2020.6.29

昨日、非常に残念なお別れがあった。

故人との出会いは15年前になる。

 

当時、『在宅介護支援センター』に所属していた私は、地域の高齢者の困りごとを

聞いてまわり、解決へと導くことを業としていた。

しかし、地縁がなく、勤め先を変えたばかりの私は地域住民との接点が見いだせず

与えられた役割を担いきれずにいた。

 

そんな折に、自治連合会の役員だった故人との出会いがあった。

若輩者の私が、自分の業や役割についてまとまりのない話を長々としている間も

熱心に耳を傾けてくださり、地域住民との接点が持てるように様々な会合や催しへ

誘い出してくださった。

 

時が流れ、私が同地域で独立開業することとなった際には、私の一番の応援団長に

なってくださった。

自身のお子さんと同世代の私がよほど頼りなく見えたのか、何かにつけて気にかけ

てくださり、アドバイスをいただいた。

中年となり、会社経営者となった私を未だに「くん」付けで呼ぶのは、故人ご夫妻

くらいのもので、なんだか心地が良かった。

 

今の私がここにいることも、みのりの丘が今ここにあることも、故人によるところ

が多大にある。

 

駆け付けていたお子さんやお孫さん、そして最愛の奥さんに見守られて、昨日旅立

ってしまった。

「いままで本当にありがとうございました。あなたの遺志を受け継ぎ今後も懸命に

地域のために邁進していく所存です。」

 

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

大麻地域創造会議(大根づくり編)

2020.6.25

久しぶりにこの会議を再開することができた。

『住みやすいまちを自らの手で作っていこう』と発足したこの会議は、コロナ禍で

休眠状態となっていた。

 

三密に気をつけつつも、「まちの明かりは消してはいけない」との思いから開催

することとした。

今回は、江別市介護保険課主査や担当地区の地域包括支援センター管理者にも

ご出席をいただいた。

 

今年のテーマは『食を通じて活動の輪を広げよう!』となった。

 

 

地元、㈱好和興業の過分なるご協力のもと、「畑をお借りして、高齢者や子供たち

と大根を作り、秋には収穫してみんなでおいしくいただこう!」という企画を立ち

上げることになった。

 

感染症対策を含めて検討しなければならないことが山積しているが、何とか実り

ある企画にしたいし、できれば例年の恒例行事にしたいと思う。

 

詐欺被害から感じること

2020.6.19

先日、当方のデイサービスに江別警察署より『特殊詐欺被害』への注意喚起啓発

活動の協力依頼があり、その内容が新聞に掲載されていた。

コロナ禍で制定された全国民へ一律10万円が支給される『特別定額給付金』目当て

に詐欺が横行しているとのことだった。

 

 

私は高齢者とかかわる仕事について数十年たつが、こうした詐欺被害や悪徳商法と

呼ばれる商品の売買に出くわすことが非常に多い。

 

中でも、「体がみるみる健康になる魔法の水」や「体の痛みがうそのように消える

魔法のマッサージ器」などとはよくお会いする。

売買を未然に防げることもあれば、後の祭りで泣き寝入りしなければならなかった

こともある。

 

さらに不思議な現象に出くわすこともある。

水道水とほぼ成分が変わらない「魔法の水」を飲み続けて、本当に健康になって

いく人がいるということである。

 

それほど、心と体は密接にかかわっており、人の心はそれほどいい加減にできてい

るということであろう。『病は気から』ということわざ通りである。

 

しかし、

うそをつき、法外な金額で物を売りつける行為は断じて許すことはできない。

地域交流活動の再開

2020.6.17

久しぶりのブログ更新となる。

とにかく、この度の新型コロナウイルス感染症は厄介だ。

未だに感染者が出ている状況下で、全く油断はできない。

 

それでも、今週から少しずつ活動の幅を広げることとした。

 

介護サービス事業とともに活動してきた『地域交流活動』を同感染症予防対策を

十分に講じながら再開することとした。

 

今日は、『脳トレーニング教室』が開催された。

読み書き計算に加えて、楽器の演奏や合唱、詩吟など多岐にわたるジャンルを皆で

楽しんでいる。

 

数か月ぶりの再開に参加者の皆さんは、「いや~暇で家でダラダラしていた。」

「何とか生きてたよ~。」「この会の再開が待ち遠しくて仕方がなかった。」など

と再会を喜び合っていた。

 

参加者の多くはご年配者で、外出自粛や店舗の営業自粛で大きな影響を受ける方々

であったため、1日も早く再開させたかった。

 

さすがに、食事会は中止としたが、これからもこうした活動は続けていきたい。

感情や良識が著しくかけている集団

2020.6.3

数日前に厚生労働省から発令された通知の内容を見て、あきれた。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で事業収入が大幅に減少している事業者を救済

する主旨である。という点については、「とてもありがたい」と思うが、

 

その概要をわかりやすく言うと、「ご利用者の同意が得られれば、通所サービスの

利用料金を月に1回分だけ値上げしてもいいよ。」というものである。

 

提供されるサービスの内容も時間も変わらないのに、理不尽な値上げに同意する

ご利用者やご家族がどこにいるというのだろうか。

良識ある事業者側も「こんなこと、とてもじゃないけどご利用者へ言えない。」と

考えているに違いない。

それならいっそのこと、寄付を募ったほうがよほど健全であろう。

 

また、つい先日同省から『介護事業実態把握調査』への協力依頼があった。

内容を見ると10ページ以上にも及ぶ調査内容への回答を求めるというもので

あった。

 

まだまだ新型コロナウイルス感染症への対応で四苦八苦している最中に、この

タイミングでこうした労力を要求するって・・・。

 

新型コロナウイルス感染症への対策を講じるためのデータ収集が主旨であろうと

想像できるが、今起きていることへの対応だとしたら「遅すぎる」し、今後のため

の集約だとしたら「早すぎる」。

 

時間をかけて調査書を作成しても、『労働時間調査を巡る不適切なデータ処理』の

ように自分たちにとって都合の良いデータだけを抽出されたらたまったものでは

ない。

 

人間としての感情や良識が著しくかけている集団、それが厚生労働省である。

1日も早く、この組織が解体され、地方自治に権限や業務が移管されることを切に

願う。

行政手続きはトラップがいっぱい!

2020.5.29

先ほど、運転資金にかかる融資の申し込み先機関から連絡がきた。

要約すると「議事録の署名捺印が2か所足りない」とのことだった。

 

同機関から融資を受けることは初めてではなく、今までの契約にはない署名捺印を

求められたため、「なんで?」との疑問しかなかった。

 

あらかじめ説明を受けていたことに対して不備があれば、速やかに訂正して再提出

するところであるが、「言ってなかったが、実はここにも署名が必要なんですよ」

と宛ら『後出しジャンケン』のように言われると「この人、融資する気があるの

だろうか」と勘繰りを入れたくなる。

 

ついでに話題としたいのが、『日本のはんこ文化』についてである。

以前、当ブログ『高齢者を「ダシ」に使う文化?』でも取り上げたが、一部の国会

議員が「高齢者になじみ深い物なのでなくすべきではない」とか言っていたが、

本当に多くの高齢者がそのことを望んでいるのだろうか。

 

私たちは、日常的にご利用者から契約書類にご署名ご捺印をいただくが、震える手

で必死に書いてくださったご署名であっても、捺印がなければ契約書として成立し

ないなんて、ご署名の重みが全く感じられない。

また、力が入りにくい指先を使って捺印しても、「ずれてる。かすれてる。欠けて

る。」などと言われ、書類が送り返されると「なんなんだよ」と言いたくなる。

 

手続きが面倒になればなるほど、高齢者にとっては大きな障害になりかねない。

 

融資にしても給付金にしても、その他の行政手続きにしても、明らかに無駄と思え

ることを幾重にも張り巡らせて複雑化させているが、「これはトラップか?」と

疑心暗鬼に陥ってしまう。

当たり前のことが評価されることはうれしい

2020.5.28

「新型コロナウイルスの感染者を受け入れていない医療機関職員に5万円の慰労金

を支給、感染者が発生していない介護施設や障害福祉施設の職員も対象とする。」

との報道を受けて、

 

リスクを承知の上で、職業上の使命感を持って、コロナ禍で業務に従事する者たち

への評価は率直に言ってうれしいことである。

 

感染と隣り合わせの状況で、自分や家族への健康被害、最悪の場合には生命に直結

することが分かっていれば、その職場を投げ出すことへの理解はある程度得られる

のではないかと思う。

 

穿った見方の中には「国は、この緊急時に医療や介護従事者の離職を減らすために

お金をちらつかせているのではないか。」との声も聞かれる。

しかし、そういった声には全力で否定したい。

 

誰しも感染することは望んでいない。ただ、我々が感染で恐れていることは、我々

が高齢者や障がいを持つ方の感染源になってしまうことである。

そのため、介護従事者の多くは、手洗いや消毒を毎日何度も繰り返すため、手荒れ

やあかぎれができている。

 

「5万円がもらえるのなら、離職は思いとどまろう」と考えている者は、ほぼいな

いだろうが、我々の行いに対しそのように評価していただいたことに感謝したい。