北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

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居宅介護支援事業所が淘汰されていく

2021.11.4

『厚生労働省が2日に公表した最新の実態統計で、居宅介護支援の事業所数が3年連続の減少となったことが分かった。

今年4月審査分で全国に3万8318事業所。前年同月から556事業所減った。2018年をピークに減少が続いている。

居宅介護支援の経営は「特定事業所加算」を算定しなければ苦しい。事業の安定性、収益性を考え、一部で中規模化、大規模化への集約が進んでいるとみられる。

昨年度の居宅介護支援の費用額は4883.1億円。前年度から114.8億円増加した。昨年度の利用者数は、前年度より3.4万人多い367.4万人となっている。』

との報道を見て思うこと。

 

つまりは、ご利用者となる要援護者は毎年増え続けているのに、担い手となるケア

マネジャーが所属する事業所が毎年減り続けているということである。

ただし、ケアマネジャーの人数が減っているわけではないので、上記報道内にも

あるとおり、1事業所あたりに所属するケアマネジャーの人数が増えてきていると

いうことである。

 

「公正中立の立場を取り、1人からでも独立開業できる事業」とうたわれた居宅

介護支援事業所は今や過去の存在ということのようだ。

今後生き残っていく同事業所は、「有料老人ホーム等の施設併設事業所」か「相当

数のケアマネジャーを抱える事業所」となっていくように感じる。

 

江別市内の状況はどのようになっているのかというと、24事業所(9月末現在)

が運営を継続している。また、1事業所あたりに所属するケアマネジャーの人数の

平均は約3人となっている。

近隣市区町村と比較すると小粒な事業所が多く、1事業所あたりに所属するケアマ

ネジャーの人数が二桁という事業所は一つもないのが江別市の特徴といえる。

ピーク時には30以上の事業所が存在していたが、上記の流れから今後は多少の

新陳代謝はあるものの事業所数は増えるというよりも減っていくことになるように

思う。

 

当方の居宅介護事業所はというと、11月1日現在で7人のケアマネジャーが所属

している。そう遠くない将来にはこの人数が二桁になっているように思う。

政治談議はタブーなのか

2021.11.2

先週末、衆議院議員選挙投開票が行われた。

「自由民主党が絶対安定多数の議席を獲得」、「大物議員の相次ぐ落選」、「野党

共闘の不発」など、話題に事欠かない結果となった。

 

それにしても、私が個人的に気になることは、自分が1票を投じた候補者や政党の

当落よりも『投票率が55.93%と戦後3番目に低い』ということである。

日本人の投票率は、諸外国のそれと比較すると絶望的なほど低いと言われている。

 

それもそのはずである。

当ブログで政治にかかる話題を取り上げると、取り上げたこと自体に対して否定的

なコメントが寄せられることが非常に多い。政治的な話題を取り上げることがタブ

ー視されている国民性において投票率など上がるわけがない。

 

議院内閣制を採用している我が国において、私たちの生活に直結する法律や政策は

代議士にゆだねられることになる。その代議士を決定する選挙に興味を持たない方

がよほど不自然ではなかろうか。

そして、いざ選挙となった時に「誰に投票しようかなぁ」ではなく、日頃より政治

に興味を持つことによって然るべき投票行為へとつながるはずである。

 

欧米先進国では、幼少期より政治に興味が持てるような取り組みがいくつも行われ

ている。我が国においても、そうした取組はもっと積極的に行われるべきだし、

政治的な話題をタブー視するなどもっての外であろう。

 

私個人としては、今回信任された政権与党の運営や野党の存在意義を注視したい。

 

この世の現実か

2021.10.27

先日、当ブログで来春開設予定の新規事業オープニングスタッフ募集について、

地域新聞やホームページへ掲載したとお伝えしたが、

ここのところの傾向として、ハローワーク等へ求人情報を掲載すると、求職者より

求人情報誌や同サイト運営会社から連絡が来ることの方が圧倒的に多い。

 

「どんな仕事も大切!必要のない仕事なんてない!」と思いたいところであるが、

求人情報誌や同サイト運営会社の営業方法を見ていると「なんてボロイ商売なんだ

ろう」と思ってしまう。

 

「御社のハローワークへの求人情報を見て電話しました~。当社にも同内容の求人

情報を載せませんか~。」てな具合に引っ切り無しに電話が来る。

穿った見方をすると『情報を右から左へ垂れ流しする』仕事としか思えない。

本日も同様の電話が3件入った。

大切な時間をこのような方々のために取られてしまうと思うといささかうんざり

する。

 

おそらくは、連絡してきた求人情報誌や同サイト運営会社の方は、当方のことなど

ほとんど知りはしないだろう。

まして、当方がどのような運営方針でどのような人材を求めているのかなど知ろう

ともしないだろう。

 

会社と人との出会いは、その会社やその人の人生を大きく左右することになるかも

しれない。それほど『出会い』は、尊く大切なものだと思って今までやってきた。

こんな軽いノリの電話1本で、仕事を済ませてしまうことに違和感を覚える私が

時代錯誤なのだろうか。

自主事業(趣味の会)の再開

2021.10.25

少しずつではあるが、コロナ渦以前の活動を再開している。

その一つが先週から再開した『自主事業(趣味の会)』である。

 

『自主事業』とは、当ブログで何度も取り上げている介護保険外の当方独自の地域

交流活動で60名以上の会員で形成されている。

 

先週に引き続き、「ハロウィーンのかぼちゃお化け」を折り紙で作っている。

 

 

 

今回参加した皆さんは、「あ~うまくできない!難しい~!!疲れた~!!」など

ブツブツ言いながらも久しぶりの仲間との再会を楽しみながら創作活動に励んで

いらっしゃった。

 

皆さんお疲れさまでした。

またの参加をお待ちしております。

オープニングスタッフの募集

2021.10.21

来春開設予定の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシングホームみのりの丘)の

新築工事が進行中であり、同時にサービス提供するために必要な『中身』の準備

も進めている。

 

そうした中、『オープニングスタッフの募集』も大々的に進めている最中である。

先日、「地域新聞フリッパー」さんの札幌市厚別区、白石区版11月号に求人広告

を掲載いただいた。

今後は、その他の地域新聞や業界紙へ同求人広告を掲載する予定でいる。

 

そして本日、当ホームページにも同求人内容を掲載した。

興味をお持ちの方は、トップページの『求人案内・企業説明会』ボタンをクリック

して詳細をご確認いただきたい。

 

当方としては、7つ目の事業となる予定で、新たに募集する方々を合わせると

70名規模のスタッフ数となる予定でいる。

人員が増えるということは、会社が繁栄し拡大している象徴であり、大変喜ばしい

ことである。これから生まれる新たな出会いが今から非常に楽しみだ。

 

皆さん!地域を支える重要な役割を一緒に担いませんか。

衆議院議員選挙

2021.10.15

衆議院議員選挙の日程が10月19日公示、同月31日投開票となった。

一国民として、一経営者として、政治は切っても切り離せない。

そのため、投票には当然行こうと考えている。

 

しかし、身近な方々と話をしていると

「政権与党は、やりたい放題で信用できない。かといって、非現実的なことばかり

主張する野党はもっと信用できない。応援したい人もいないし、投票へ行っても

何かが変わるわけではないので、投票所へは行かない。」

という方々が非常に多い。

 

いずれも、ごもっともな意見かと思うし、いまさら「投票は国民の義務だから行き

ましょう。」などというつもりはない。ただ、『政権与党のやりたい放題や野党の

非現実的な主張』を許しているのは、ほかならぬ投票を放棄した人たちが大勢いる

からだろう。政治家や官僚に限らず、人は監視の目がなければ自分のやりたいよう

に行動するものである。

そのため、投票率が高ければ高いほど政治家は焦るはずである。「あれ?関心を

持たれてしまっている。下手なことはできない。やばい。」てな具合に。

 

そのように考えると「政治に対してボヤキを入れておきながら、投票は棄権する」

という行為は大きな矛盾となる。やはり投票には行くべきだろう。

投票した人物が当選したかどうかよりも投票率を上げることが今後の政治に大きな

影響を与えるように思えてならない。

 

それにしても、各政党のマニュフェストを見ていると、国民に聞こえのいい『金の

バラマキ政策』ばかりが目に付く。「補助金!助成金!」の連呼。

補助金や助成金は非常に重要な役割を持っているが、『助』という言葉が入ってい

るとおり、メインではなくサブの役割である。サブをメインの公約として取り上げ

ている政党はほぼ能無しと思える。

メインをメインの公約として取り上げてこそ、本物の政治ではないのだろうか。

 

基礎工事が始まった

2021.10.14

来春開設予定の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシングホームみのりの丘)の

新築工事で基礎工事が開始された。

 

 

 

 

出来れば、雪が降る前までに建物の側を建てて囲ってしまいたいところであるが、

果たして予定通りいくのかどうか。

 

今後は、補助金に係る書類や介護保険事業所の指定に係る書類などの整備、そして

設備備品の購入及び搬入、サービス提供に係る書式や提供内容の整備、スタッフや

ご利用希望者の募集などやらなければならないお仕事が満載である。

 

一歩ずつ、一歩ずつの毎日だ。

専門家も重要だが「地域の力」も重要

2021.10.8

毎朝の通勤時、通学路の横断歩道で黄色の旗を持って子供たちを事故から守るため

に誘導してくれている方々をよく見かける。おそらくは、保護者や自治会の方々が

担っているのだろう。(昔は緑のおばさんだったが、今はなんと呼ぶのだろう)

車で通勤しているこちらにも笑顔で会釈してくれる方もおり、とても気持ちの良い

朝を迎えられる。

 

「子供は親が育てるもの」というが、親の力だけでは子供は育たない。地域の力や

教育現場の力を借りて育まれていくものである。

 

これは、高齢者にも当てはまることではないかと思う。

「親は子供が介護するもの」というが、子供の力だけでは担いきれない。介護現場

の力を借りなければ難しい場面がたくさんある。

しかし介護においては、『地域の力』が子供のそれほどには活躍できていないよう

に感じている。

 

以前当ブログで

『認知症予防が大きな声で繰り返し叫ばれることと同じくらいに「認知症になった

っていいじゃん」と繰り返し叫びたい。

そのためには、たとえ認知症を発症したとしても不安なく生活を継続することが

できるような世の中の仕組み作りや必要な社会資源を創造していかなければなら

ないと強く思う。』と述べた。

 

『地域の力』という社会資源が育まれることによって、介護を必要とする高齢者や

障がいを持った方々の生活は格段に豊かになっていくと思う。

「そのために我々にできることは何か?」

これが私の人生をかけたテーマである。

看護・介護職の身分引き上げ

2021.10.7

『日本医師会が6日、岸田文雄内閣が掲げる医師や看護職、介護職などの賃上げについて、積極的な支持を表明した。

この日の会見で中川俊男会長は、「賃上げに向けた公的価格の見直しは、まさに日本医師会の考える方向性と同じだ。経済の好循環が実現されるよう日医も協力していく」と賛意を示した。「医師や看護職、介護職らの所得が上がることは非常に良いことだ」と強調した。

また、賃上げのために診療報酬、介護報酬を引き上げると国民の負担増を招くことについては、「(賃上げの幅が)適正な範囲であれば、国民の理解を得られるのではないか」と指摘した。

岸田首相は今月4日の就任会見で、成長と分配の好循環によって「新しい資本主義の実現」を目指すと表明。介護職などの賃上げを分配の柱の1つに据え、「医師、看護職、介護職、さらには幼稚園教諭、保育士、こうした社会の基盤を支える現場で働く方々の所得向上に向け、公的価格のあり方を抜本的に見直す」と明言していた。政府としては、広く民間が追随して賃上げを行う波及効果も狙いたい考えだ。』

との報道を見て思うこと。

 

医療や介護、福祉の分野に身を置いているからと言って、他の業種業界と比較して

云々言うつもりはない。

ただ、IAが発達してくると将来無くなってしまう職業の中に、看護師や介護士が

入っていないことからも、これらは人間が直接的に担う職業として極めて重要だと

いうことではなかろうか。

また、単純に比較することは難しいが、諸外国を見回しても日本の看護師や介護士

の身分は決して高くない。

 

以前当ブログで、国が出した『新たに介護職員となって働き始める人に”支援金”と

して最大20万円を貸し、仕事を2年以上続ければ返済を全額免除する施策に対し

今この仕事に従事している人たちへの侮辱であり、同じ“金”を使うのであれば、

今この仕事に従事している人たちの身分を引き上げ、『誇りとやりがい』が増す

ことに使用するべきであろうと述べた。

また、医療や介護保険制度の永続を目指すうえで、社会保障費の自己負担増額を

むやみに反対するべきではないとも述べた。

 

新内閣総理大臣には、支援金を用いた小手先のごまかしではなく、社会保障制度を

抜本的に見直す政策作りをお願いしたい。

その実現には、国民や企業の痛みを伴うことにもつながるが、逃げずに丁寧に説明

してご理解が得られるように取り組んでいただきたい。

塀作り

2021.10.5

来春開設予定の看護小規模多機能型居宅介護(ナーシングホームみのりの丘)の

建設工事がようやく再開した。

段取りや諸般の事情で2週間ほど据え置いていた。

 

今回は、隣家との境界にあたる塀作り。

 

 

 

随所に見受けられた職人技には感動を覚える。

これからが楽しみである。