北海道江別市でケアプランセンター、小規模多機能ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションを運営するみのりの丘グループ

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QOLについて考える

2018.7.23

3年前までの10年間

北海道介護支援専門員研修の企画委員を委嘱された関係で、これから

介護支援専門員の実務に就く方々への講義を年数回ほど担当していました。

 

その講義の序盤でケアマネジメントの基本について講話するのですが

特にリキを入れてお話ししていたのが、「QOLの向上」についてでした。

QOLとは、Quality of Lifeの略語として世間一般に使われている言葉

ですが、日本語では「生活の質」、「生命の質」などと訳されます。

 

介護の分野で言う生活の質とは、高級マンションに住み、外車に乗り、

高級料理を食べることではなく、今まで続けてきた暮らしをたとえ

病気や障がいを受けても続けることができることを言います。

 

私は、この講義ではよく、「目玉焼きの食べ方」に例えて話をします。

実際に受講生の方々に聞くと、硬く焼く、半熟、半熟でも白身はしっかり焼く

焦げ目がつくほど焼く、両面焼くなど好みの焼き方は様々でした。

 

また、味付けも醤油、ソース、塩といった定番以外にも焼き肉のたれをかける

とか、○○社の○○ソルトじゃなきゃ嫌だとか、何もかけないのが好きなど

好みは多様でした。

 

目玉焼きの食べ方一つとっても、好みやこだわりが多様にありますが、生活全般

に置き換えれば、100人居れば、100通りの暮らしがあります。

私たちは、そういった好みやこだわりを経済的、身体的、精神的な制限がなければ

ほとんどのことを実現することができます。

 

ところが、今まではそのように実現できていたことが、病気や障がいなどによって

人の手を借りなければ実現できなくなることがあります。

そうなった場合、自分の好みやこだわりは、自分主導で実現していたものが、支援

する人主導で実現してもらうことになります。

 

例えば、今までは夜寝る前にお風呂にゆっくり浸かってからベッドに入る習慣が

あったとしても、自分で風呂を沸かすことが出来なかったり、自力で浴室や浴槽ま

で移動することが出来なければ、支援してくれる人の都合に合わせた時間やタイミ

ングで入浴することになります。

 

もちろん、支援者が、支援を必要とする方々の今まで続けてきた暮らしやこだわり

をすべて実現することは非常に難しいことではあります。

ただ、介護の分野に身を置いているものとして、支援を必要とする方々のQOLを常

に念頭において、支援したいと考えております。

 

今週、当方の内部研修で「QOLを意識したケアの在り方」について、職員に講話す

る予定でおります。

QOLの理解を深めながら、日頃の支援への思いを共有して、質の高い介護サービス

の提供を実現したいと考えております。

マシントレーニング事業

2018.7.20

当方は、江別市大麻地区と野幌地区の2か所でデイサービス(通所介護)を運営し

ております。

 

いずれのデイサービスも開設当初から、ご利用者の機能訓練の一環としてリハビリ

マシンを導入しております。

 

 

このマシンは、フィットネスクラブなどにあるマシンを医療用に改良されたもので

体力のある若者から介護が必要な高齢者まで幅広い層の方々が利用することができ

るものになっております。

 

しかし、このマシンは決して安価なものではないので、一家に一台と気軽に手に入

るものではありません。

そんな高価で有用なマシンをデイサービスの営業時間外に眠らせておくのは非常に

もったいないとの思いから、地域の皆さんに一般開放しております。

 

この開放事業は、デイサービス開設当初から営業時間外の毎週水曜日と土曜日に実

施していて、毎回10数人の地域の方々が、自身の健康や体力づくり、社交の場とし

てご利用されております。中には、開設当初からご利用されている方もいらっ

しゃって、古いお付き合いをさせていただいております。

私たちとしても、地域の方々からの情報や困りごとを聞くことができる絶好の場と

なっていて、そんな地域の方々の声からいくつもの新たな事業を立ち上げることが

できました。

 

興味のある方は、是非一度立ち寄ってみてください。

非常災害対策

2018.7.19

今年の2月に札幌市の高齢者が多く入居されていた共同住宅の火災で11人もの尊い命

が奪われたことはまだ記憶に新しいと思います。

また、10年前には、同じく札幌市のグループホームの火災で7人が犠牲になってお

ります。

 

病気による障がいや加齢に伴う心身機能の低下で介護サービスを受けている方々は

災害が起きても、自分の「意思」や自分の「足」で非難することが極めて難しい状

態にあります。

 

そのため、介護者はそうした方々の生命を守る重要な役割を持っております。

しかし、突然来る災害には誰しもが慌ててしまい、通常の思考で動くことができな

いものです。

 

そういったことを想定して、介護サービス事業者には、非常災害対策として避難訓

練の実施が義務付けられています。

当方で運営しているデイサービス(通所介護)、小規模多機能型居宅介護事業所で

は年に2回、自主防災訓練を実施しております。

 

また、2年に1回の頻度で、事業所が商店街の中にあることから、商店街の他店舗と

合同で消火訓練や避難誘導訓練を実施しております。

いざとなれば、近隣の店舗の方々が助けてくれることは心強い限りです。

 

昨日、今年1回目の火災を想定した避難訓練を実施いたしました。

  

ご利用者も職員も逃げ遅れることなく無事に避難できたようです。

 

在宅医療の本質(その2)

2018.7.18

昨日の記事の続き・・

 

在宅医療とは、医師や看護師などの医療関係者が患者の生活の場へ出向き医療を行

うことをいい、医師が提供する医療としては、大別すると「訪問診療」と「往診」

があります。

 

訪問診療とは、医師が計画に基づいて診療を行うことをいい、往診とは患者の求め

に応じて診療に出向くことを言います。

 

一般外来に例えると、持病の高血圧症を診てもらい、薬をもらう定期通院が訪問診

療で、風邪をひいて高熱が出たので病院へ行くことが往診ということになります。

 

昨今、在宅医療や地域包括ケアなどが声高らかに叫ばれ続けていることもあって、

在宅医療を掲げる医療機関が増えてきております。

しかし、在宅医療を掲げているクリニックであっても、外来診療の合間に訪問診療

を行っていて、往診については、救急受入れ機能を持つ医療機関へ対応を依頼して

いることが多いのではないでしょうか。

 

先ほどの一般外来の例えで、患者目線で考えたときに、高血圧症はいつものかかり

つけの医師に診てもらい、風邪をひいたら別の医師に診てもらうことが安心につな

がるのかどうかということです。

 

これが、在宅医療(特に自宅)を選択した患者であればなおのこと、いつもの状態

を診てくれる医師と急変した時に診てくれる医師が違うことに大きな不安を持つの

ではないでしょうか。

 

外来診療の合間であっても訪問診療を実施してくださる医師には日頃より感謝申し

上げておりますが、往診を伴わないものであれば、患者からするとそれは本質的な

在宅医療ではないのではないでしょうか。

 

誤解がないように申し添えますが、例えば骨折や脳出血の治療、精密検査といった

専門の医療機関で対応してもらわなければならない状態であれば、当然いつもの医

師ではない所で医療を受けることになるでしょう。

また、皮膚科や眼科、歯科といった専門外科は、外来診療と訪問診療の併用が一般

的でしょう。

 

 

つまりは・・

ここでいう在宅医療が地域になければ、その地域で「自宅」という選択肢を持つこ

とが難しくなるのではないかと思われます。

 

 

 

在宅医療の本質(その1)

2018.7.17

在宅医療とは、医師や看護師などの医療関係者が患者の「生活の場」へ出向き医療

を行うことをいいます。

 

昭和の時代の生活の場といえば、ほぼ自宅を意味していましたが、現代では特別養

護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなど生活の場も多様化していま

す。そのように変化した背景には、少子高齢化や核家族化、夫婦共稼ぎなどの社会

環境の変化によるところが大きいでしょう。

 

もしも、おじいさんが『わしゃ、自分ちの畳の上で死にたい。』といっても、支え

てくれる家族やご近所さんがいないため実現できないことがほとんどです。

そこで、家族やご近所さんに代わって日常的な世話をしてくれる施設へ入居して、

そこを生活の場とするようになってきました。

 

介護支援の現場では、生活の場を「在宅」と「施設」と区分しておりますが、前述

の状況がさらに進んできていて、「在宅=施設」となりつつあり、「在宅=自宅」

は過去の産物になってきている印象を受けます。

 

仕事柄、「在宅」か「施設」かをご利用者やそのご家族に選んでいただく場面によ

く遭遇しますが、心の中では、『在宅か施設かという選択肢は、どちらを選んでも

施設入所という結果になっており、もはや選択肢としての体は成していないのでは

ないか。』と思うことがあります。

 

むろん、施設への入居を否定しているわけではありません。今は施設といっても、

多種多様なニーズにお応えする様々なタイプの施設がありますので、その選択が最

適の場合も多いでしょう。

 

私が言いたいことは、「在宅、施設=施設」という現状を踏まえると、「自宅」と

「施設」の方が選択肢としての体は成しているのではないかということです。

 

しかし、「自宅」という選択肢は、前述のとおり社会環境の変化で、実現するには

非常に高いハードルがあります。

その実現には、「在宅医療」、「在宅介護」、「社会環境」という社会資源が地域

単位で十分に機能することが必須となるでしょう。

 

 

明日は、その中の「在宅医療」について書いてみたいと思います。

沖縄三線の島唄ライブ

2018.7.16

先週の土曜日に、札幌市厚別区の沖縄居酒屋「狸の気晴らし」さんで開催された
島唄ライブへ行ってきました。

 

演者は、私が敬愛する沖縄民謡唄者「稲嶺盛玄」さん(通称ゲンゲンさん)
心にズシリと来る重量感のある歌声とコミカルなトークが病みつきになります。

 

この方の影響で沖縄三味線(三線)を習い始めたのですが、時間が取れなくて
最近はさぼりっぱなしです。

 

実は、このゲンゲンさん
去年、一昨年と当施設に来てくれました。ライブは大盛況でした。

※隣にいるのは、沖縄居酒屋「狸の気晴らし」の店主(老けて見えるけど30代)

 

今年も9月7日(金)に開催する予定で調整しております。
日程が確定しましたら、ご近所さんにご案内しますので、是非お越しください。

 

地域交流カフェたんぽぽ

2018.7.13

みのりの丘では、

施設の地域交流スペースで、毎週金曜日に地域交流カフェを開催しております。

毎週、ゲームや演奏会、講話、創作活動など様々なイベントが企画されています。

 

今日は、「モビール」を手作りしているようです。

 

完成するとこんな感じ

 

イベントが終わると皆さんとの食事会が始まります。

地域のボランティアの方々と一緒に食事作りから

 

今日はこんなメニューです。美味しそう!

 

みんなで食べるとさらに美味しいし、会話も弾む!!

ご近所の方、ぜひ立ち寄ってみてください。

ブログ始めました。

2018.7.12

祝!ホームページ開設

 

今年の9月でNPO法人を設立して丸8年が経ちます。

今更ながら、ようやくホームページを開設することができました。

 

今後、こちらのブログで当方のNPO法人みのりの丘や株式会社みのりの丘

にかかわるトピックスや介護、地域福祉に係る情報を紹介していきたいと

思います。

 

早速ですが、7月24日(火)に札幌学院大学で合同企業説明会を開催します。

この合説は、日頃より緊密な付き合いのある「社会福祉法人ゆうゆう」さんと

「株式会社ライズリング」さんと1年間にわたって温めてきた企画で、江別の

在宅介護福祉にかかる民間企業が主催する画期的なものです。

 

多くの大学生との新たな出会いが今から楽しみです。